キッズコーナー

こども防火管理講習

とある日の学校の風景です。この写真を見て何か気づきますか?
気づいたあなたは「防火管理者」としてのセンスがあるかも・・・?

 

 

 

 

 

 

防火管理者とは?

→大勢の人が出入りする建物において、火災予防上必要な業務(避難や消火の訓練をしたり、消火器など消防用設備の維持管理など)を行う人のこと。どの建物に必要?ほかに何するの?細かいことは消防法という法律で定められています。

一般の方々にはあまりなじみがない防火管理者ですが、中濃消防ではこの防火管理者の仕事をこどもたちに体験してもらおう!という講習があります。それが、『こども防火管理講習』なんです。

 

上の写真、まず廊下の写真には、「防火戸」というものが写っています。
学校の階段を降りたところにあるのを見たことありますよね?防火戸は火災が発生したとき、感知器が火や熱、煙などを感知し、火がこの先に燃え広がらないよう自動的に閉じます。つまり、立派な「消防用設備」なんです!
この写真では、防火戸の前に物が置いてあるため自動的に閉まらず、火がどんどん燃え広がってしまいます!

また、階段の写真では、避難するときに椅子がじゃまになり、逃げ遅れてしまうかもしれません!

 

こども防火管理講習では、まず簡単な講習をし、そのあとで実際に校内を回って火災予防上で問題のあるところを見つけてもらいます。
(上の写真も消防士が事前にわざと物を置いてます。こんな感じで・・・。)

 

 

 

 

 

 

こどもたちは一生懸命になって探してくれます!
私たち消防士の仕事の1つである「立入検査」と同じような体験をすることで、普段何気なく生活していた学校にもいろんな消防用設備があることに気づきます。また、こんなところに物を置いていたら危険だということを知ることもできますね。

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そして学校にも設置されている消火器屋内消火栓の使用体験もします。
普段は使用する機会があまりないものですので、いざ!というときにこの体験が必ず役立つと思います。こどもたちも興味津々です!

 

 

 

 

 

 

講習終了後には、「こども防火管理講習 修了証」を授与します。これで立派な「こども防火管理者」です!!

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講習の対象は、中濃消防管内(関市・美濃市)の小学校5年生。平成27年度は14校が実施しており、平成28年度は10校が実施、2校が実施予定です。

もちろん、法律で定める本物の防火管理者の資格がもらえるわけではありません。
しかし、将来を担うこどもたちが防火に対する知識や意識を高めることは、学校や家での災害を未然に防ぎ、もし災害に見舞われたとしても自分や周囲の人たちの命を守ることに繋がります!

こどもたち自身が火災から身を守れるようになってほしいとの願いを持って、中濃消防ではこども防火管理講習を実施しています。

 

お問い合わせや講習依頼がありましたら、お近くの消防署・分署・出張所までご連絡ください!!

こども防火管理講習 リーフレットPDF(1.6MB)はこちら

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