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アナフィラキシー

アナフィラキシーとは急激に発症して、生命を脅かすほど重症化することがあるアレルギー反応です。最初の症状は不安感ですが、悪化していくと全身がかゆくなりじんま疹が出たり、呼吸困難が起きたり、意識を失ったりします。これらの症状が重なって出ることもあれば、下痢や嘔吐など様々なアレルギー症状が出ることもあります。

生命にかかわる状態まで急速に悪化することがあるので、
      アナフィラキシー反応が出たら緊急治療が必要です。

 

アナフィラキシー反応の誘因として多いものは以下のものです。

薬剤(ペニシリンなど)
虫刺され
ある種の食物(特に卵、魚介類、ナッツ類)
アレルギー注射(アレルゲン免疫療法)
天然ゴム

しかし、あらゆる物質がアレルギーの原因(アレルゲン)になり得ます。初めてアレルゲンと接触したときには通常は生じませんが、二度目の接触で生じる可能性があります。

アレルゲンに接触してから1~15分以内に症状が出現しますが、まれに1時間経ってから出現することもあります。症状は人によりさまざまですが、過去にアナフィラキシー反応を起こした人に現れる症状は同じことが多いです。

一度アナフィラキシー反応を起こした人は、予防策を講じておかないと再度の接触で再びアナフィラキシー反応を起こす恐れがあるので、症状が出現したらすぐ自らに注射ができるよう、アナフィラキシー反応に効果のある薬剤を充填した注射器(通称「エピペン」)を携行しています。