生活安心情報

地震に対して

発生せまる東海地震

想定震源域と強化地域

tizu東海地震の想定震源域は、1979年に想定されましたが、その後の観測データなどに基づき見直されました。

新しい震源域は、これまでよりも西側に広がり、それに伴い地震に対しての特別な防災対策が必要となる「地震防災対策強化地域(強化地域)」も拡大され、強化地域内の人口は約1200万人にのぼります。

 

 

 

東海地域で起こった巨大地震

jisinn太平洋沿岸では、マグニチュード8クラスの巨大地震が約100年から150年周期で発生しています。

最近では、1854年の安政地震以降は約150年間も発生していません。このため、東海地震の発生もいよいよ差し迫っているものと考えられます。

 

 

 

地震の知識

地震はなぜ起こる?

hizumi日本は太平洋側で北米プレート、太平洋プレート、フィピン海プレート、ユーラシアプレートの4つのプレートに囲まれています。

このうち、太平洋プレートとフィリピン海プレートは毎年数センチ西側へ移動し、ユーラシアプレートに沈み込むような形でもぐり込んでいます。その時発生するひずみを解消する形で地盤が振動するのが地震です。

震度とは?

震度 揺れの状況と被害
地震計で判別できる揺れで、人は揺れを感じない。
一部の人がわずかな揺れを感じる。
多くの人が揺れを感じ、釣り下がっている電灯などがわずかに揺れる。
ほとんどの人が揺れを感じ、棚の食器等が音を立てることがある。
歩行中の人も揺れを感じる。眠っている人もほとんどが目を覚まし、不安定な置物が倒れる。
5(弱) 家具が移動したり窓ガラスが割れる。
5(強) 重い家具や自販機等が倒れる。自転車の運転が困難になる。
6(弱) 立っていることが困難となる。壁のタイルや窓ガラスが割れ、ドアが開かなくなる。
6(強) 立っていることができず、這わないと動くことができない。重い家具のほとんどが倒れる。
自分の意志で行動できない。大きな地すべりや山崩れが発生する。

マグニチュードとは?

マグニチュード(M)とは、地震そのものの規模を表す数値です。

地震に対する備え

家具の転倒・落下防止をしましょう。

・家具やテレビなどを固定し、転倒や落下防止措置をする。

非常用品を備えておきましょう。

・非常用品は、置く場所を決めておく。

けがの防止対策をしましょう。

・避難時にはスリッパ、スニーカーなどを履く。

・停電に備えて懐中電灯をすぐ使える場所に置いておく。

・食器棚や窓ガラスなどのガラス飛散防止措置をする。

家族で話し合っておきましょう。

・地震が発生したときの出火防止や初期消火など、家族の役割分担を決めておく。

・家族間の安否確認の方法や集合場所などを決めておく。

・避難場所、避難経路を確認しておく。

・隣近所との協力体制を話し合っておく。

家屋や堀の強度を確認しましょう。

・家屋の必要な補強をする。

・ブロックやコンクリートなどの塀は倒れないように補強しておく。

防災環境を把握しておきましょう。

・地域の防災マップ、わが家の防災マップを作成しておく。

・自分の町の危険度を確認しておく。

知識、技術を身につけましょう。

・身体保護、出火防止、初期消火、救出救護、避難要領などを身につけておく。

消火の備えをしておきましょう。

・小さな揺れの時には、火の始末をする習慣をつけておく。

・火災の発生に備えて消火器の準備や風呂のくみ置きをしておく。

火災発生の防止対策をしておきましょう。

 

・段使用しない電気機具は差込プラグをコンセントから抜いておく。

・感震ブレーカーや感震コンセントなどの防災機器を設置する。

過去の地震の教訓を学んでおきましょう。

・新聞、テレビ、ラジオ等から防災の知識を身につけておく。

・消防訓練や講演会に積極的に参加し、過去の地震に対する教訓を学んでおく。

非常用品

いざという時は、ただちに避難しなければならないこともあります。そんな時に備えて、非常備蓄品や非常持出品などを準備しておきましょう。

非常持出品

hijyoumotidasi避難する時に最初に持ち出すもの。

食料や水は少なくとも3日分は用意しましょう。避難の際に両手が使えるようにリュックサックなどに必要なものをまとめておき目のつきやすいところに置いておきましょう。

飲料水・食料品・携帯ラジオ・懐中電灯・衣類・履物・マッチやライター・貴重品・救急用品・雨具・防寒具

非常備蓄品

救援物資が届くまでの数日間の生活を支えるもの。食料品等は1人3日分程度準備しましょう。

懐中電灯・ローソク・簡易ガスコンロ・固形燃料・飲料水