ほのおのにっき

消防学校生活のあんなこと、こんなこと

ほのおのにっき 2019年3月27日

こんにちは!消防学校から出て間もない新人消防士です!

私は昨年4月から約8ヶ月間消防学校に入校し、寮生活を送っていました。今回意外と知られていない消防学校生活のあんなこと、こんなことを紹介します!

 

あれは消防学校入校初日のこと、教官が門の前で腕を組み拡声器で怒鳴り、にらみながら立っていたあの日のことを忘れることはありません...

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消防学校の就寝時間は22:30分。はやすぎる!もちろん眠くなんてありませんが、寝ていないとさらに目が覚めるほど怒られます!!最初はやばいところに来てしまったと思いました。

 

昨年6、7、8月の40℃を超えた夏。各務原市に流れる同報無線で「屋外での運動は避けましょう」とアナウンス。「そんなの関係ないよな?」と最初に口に出すのは学生、ではなく教官でした。猛暑日のなか消防用ホース(約8㎏)を肩に乗せ、グラウンドを3周(通称:ホースラン)するのですが、これはまだアップで、ここから訓練が始まります。訓練が厳しいときは約100人中20人が熱中症で訓練を離脱したり、休憩場所から50m離れた訓練場所に走って移動するだけでも、その後立っていられない人もいました。(笑)学生の中には、のどが渇きすぎてホースから出る水を飲んだとか...(笑)

※↑絶対にマネをしてはいけません。

※あくまでも教官の愛ある指導であり、パワハラではありません!!

 

そんな緊迫した一日にも唯一羽を伸ばせる時間があります。それは夜ご飯からの自由時間です。ここからは寝てもよし、騒いでもよし(※限度あり)、筋トレもよし!と自由が効く時間です。私は、ボディビルダーのような同期生から筋トレを教わり、サマーボディ(服を脱いだ時に筋肉がすごいこと)を目指す日々が続き、おかげで少しはたくましくなったような気がします!

 

お風呂で歌っていると窓の隙間から教官が笑っていたり、授業中寝そうになったとき教官にピコピコハンマーで不意に起こされたり、昼ご飯・夜ご飯のA定食B定食を巡る争奪戦が始まったり、仲が良すぎるせいか同じベッドで寝たり(※もちろんノリで)といろいろな思い出が絶えません(笑)

 

とても厳しい8ヶ月間でしたが、今思えばあの時頑張ってよかった、充実していたと思える学校生活でした。

学校を終え、長い消防人生のスタートを切りました。まだまだ未熟者ですが、一日でも早く先輩消防士のようなたくましい姿になりたいです!!