ほのおのにっき

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未来に備えて

ほのおのにっき 2025年1月27日

新年初の投稿です。

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 

突然ですが1月17日は何の日だったか皆さんわかりますか?

今年で30年になる阪神淡路大震災が発災した日です。

私はまだ生まれていなかったので、学校の授業などでしか当時の様子を知りませんが、高速道路が横倒しになっているところや、あちこちで火災が起こっている状況はとても印象的です。

 

私たちが住むこの岐阜県も近い将来南海トラフ巨大地震が起こると言われているのは皆さんご存じだと思います。

近頃では夏場の大雨や土砂災害などで頻繁に避難情報が発令されているのも、よく見かけますよね。

 

皆さんは、自分がそのような状況に置かれたときすぐに避難することができますか?何日間も避難所で生活できる食料や防災グッズは持ち合わせていますか?

 

そこで、先日我が家の避難経路と非常持ち出し袋を確認してみました。

 

 

ハザードマップは、関市役所のホームページから閲覧することができます。お住まいの地域をチェックしておきましょう。

持ち出し袋は、数年前に作ったものなので、期限が切れていたり、数量が足りないものなどがありました。定期的な見直しと補充が必要であるということがわかりました。

皆さん非常持ち出し袋を準備したら絶対に避難経路に置くようにして下さい。

 

自然災害はいつ発生するか分かりません。突然、私たちを襲ってきます。不安な気持ちもあると思いますが、その不安を少しでも軽くできるように今のうちからしっかり備えておきましょう。

NEW広報車♪

ほのおのにっき 2024年12月27日

みなさん、この広報車の元となる車種は何か分かりますか?

最近では中々見かけなくなった車だと思います。

 

 

答えは、平成11年製モデルのホンダパートナーという車です。

 

この武芸川広報車は平成11年に購入されてから25年間、中濃消防組合の管内である関市・美濃市を走り回ってきました。走行距離は約10万kmといったところです。

車の平均車齢は約9年と言われています。走行を繰り返した結果、塗装が色褪せて、車内もボロボロになってきていました。

 

そんな武芸川出張所の広報車ですが、今年度、ついに更新されました!!

 

先代に比べるとスマートになりましたが、カッコよくなったのは勿論のこと、装備等も最新です。赤色灯やライト類にはLEDが使用され、とても明るくなりました。小回りもかなり利きます。

 

先代の武芸川広報車、本当にお疲れ様でした。

NEW広報車も先代のように大切に大切に乗っていきたいと思っています。

興味のある方は是非、武芸川出張所へ車両見学にお越しください!

西部ふれまち元気フェスタに消防ブース出展

ほのおのにっき 2024年12月23日

関市西部地区で毎年10月に開催している「西部ふれまち元気フェスタ」に消防ブースを出展しました。

当日は多くの住民の方々の参加があり、住宅用火災警報器のアンケートをはじめとして、消防車両の展示、記念撮影、煙体験や消火体験を実施して大盛況となりました。

この催しは、「防災」に興味、関心を持っていただくことを目的としており、地震に備えた火災予防であったり、いざ!というときの初期消火方法など、消防が広められる「防災」を十分に理解していただけたのではないかと感じております。

いつ発生するか分からない災害。

対応できる知識、技術を少しでも伝えることができるよう、今後も皆さまと交流していきたいと思います。

自転車で火災予防をアピール

ほのおのにっき 2024年12月11日

毎年、火災が発生しやすい時期である春と秋の年2回、全国火災予防運動が行われ、全国各地の消防署があの手この手で火災予防広報を実施しています。

私が所属する武儀出張所も例外ではなく、今回はどうやって火災予防をPRしようか考え、その結果、毎年実施している戸別訪問による防火指導を自転車で広報をしながら実施することにしました。

 

当日は天候にも恵まれ、絶好のサイクリング日和!・・・ではなく、戸別訪問日和!となりました。

リュックに取り付けた「火災予防運動実施中」の看板もいい感じで目立っています!

今回の対象地域は、上り坂が続く地域でしたが、訪問してお話を伺いながら登っていくと、地域の方にねぎらいの言葉をかけていただいたり、住宅用火災警報器についての説明を真剣に聞いていただいたりと、地域の皆様のご協力のもと、とても有意義な広報活動ができたのではないかなと感じました。

 

今後も様々な試みで火災予防をアピールしていきますが、「消防が何かしている!」だけでなく、「火事には注意しよう。」と思っていただけたら幸いです。

 

最後に、住宅用火災警報器の設置及び維持管理状況を調査していると、年々音が鳴らなくなってしまったという方が増えているように感じます。

住宅用火災警報器は交換の目安が10年となっています。

住宅用火災警報器の設置が義務化されたのは、新築住宅は平成18年6月、既存住宅は平成23年6月からです。

そのため、早期に設置しているご家庭では、すでに18年が経過していますので、故障や電池切れによる作動不良が発生している可能性が高くなっています。

「いざ!」という時、音が鳴らないなんてことが起きないよう、定期的に作動確認などをして適切な維持管理をすることが大切です。また、設置から10年以上経過されている場合は、交換することをおすすめします。

ひとりの女性として

ほのおのにっき 2024年12月2日

こんにちは!

中濃消防組合大食い担当のレディース消防士です。

私は、中濃消防組合初の女性救急救命士として、みなさまのお役に立てるよう、日々奮闘しています。

 

先日、救急現場での【赤ちゃんに対する心肺蘇生法】【妊婦さんの体の管理】について研修を受けてきました!

妊娠中の体調の急変や自宅などで分娩になってしまった場合、また、赤ちゃんが直面する可能性のある緊急事態に対して、迅速な対応が求められ、ひとつひとつの判断や手技が生存率に大きく影響します。

妊婦さんに急変が起きてしまうと、お腹の中の赤ちゃんにも影響が出てしまいますので、出血や呼吸管理などさまざまな変化に対して、的確な処置をしなければなりません。また、赤ちゃんに対しては、大人とはまるで違って、呼吸や体温管理、刺激を与えるなど、慎重に処置を行う必要があります。

 

今回の研修を通して、私自身のスキルが向上しただけでなく、命を救うための準備が整ったと感じています。これからも、日々の訓練を怠らず、常に最善の対応ができるよう努めていきたいと思います。

 

消防士・救命士である前に、ひとりの女性として、命懸けで産むすべての母親と新しく生まれてくる大切な命を守るために。

新たに3人の(一人前の?)消防士が誕生しました!

ほのおのにっき 2024年11月27日

今年の4月8日(月)から11月15日(金)までの

【延べ「222日間」 時間にして「1,256時間」】

一人前の消防士となるために勉強や厳しい訓練を積み重ねてきた3人が、岐阜県消防学校総合教育(消防士になるための登竜門)を終了し、無事に中濃消防組合に帰って来ました。

岐阜県消防学校では同期生3人で力を合わせ、厳しい学校生活を乗り越えてきました。

しかし、配属先では3人で勤務することはほとんどありません。早く消防という職業に慣れ、1人でも力を発揮できるように、現在は先輩の消防士から指導を受けながら努力をしている最中です。

新人ではありますが、新人だからといって失敗が許される職業ではありません。

新人だろうがベテランだろうが、住民の皆さんからしてみれば同じ消防士です。

 

3人からは

「早く住民の皆さんの期待に応えられる消防士になります!!」

と心強い宣言をもらいました。

 

新たに仲間に加わった3人を、よろしくお願いします!

200インチの火災予防広報

ほのおのにっき 2024年11月20日

11月9日~11月15日に「全国秋季火災予防運動」が展開されました。

美濃消防署では、庁舎の外壁を活用した超特大サイズの火災予防広報を行いました。

 

内容は、

・消防署の訓練の様子

・火災現場の様子

・美濃市消防団が行っている出初式の様子

等をプロジェクターで投影し、消防署の前を通る皆さんに火災予防を呼びかけました。

これからの時期は、空気が乾燥し火事が起きやすく、火事の原因となりやすい暖房器具を使用し始める時期となります。久々に使用する暖房器具について、より一層の点検・確認をお願いします。

 

小さな映像もプロジェクターのレンズを通すことにより、大きな映像となります。

私たちの広報活動も、プロジェクターのように大きな効果となって防火・防災に繋がることを願っています。

🔔リリリリリン🔔

ほのおのにっき 2024年11月5日

 皆さん旅行は好きですか?

私はこの夏、家族と台湾に旅行へ行ってきました。台湾には美味しい食べ物がたくさんあり、中でも一番おいしかったものは、写真の小籠包です。口に入れた瞬間、うまみのある肉汁が溢れてきて溺れそうになりました。他にも有名なB級グルメがたくさんあります。興味のある方は、ぜひ台湾に行ってみてください。

そんな楽しい台湾旅行で悲劇は起きたのです。一日目が終わりホテルの部屋で台湾旅行への夢と期待を胸にぐっすり寝ていると…

「リリリリリン!」

ベルの鳴る大きな音で飛び起きました。起きた直後は、何が起きたか分からず思考が停止していました。しかし、すぐに自動火災報知設備のベルの音だと気づきました。その後、焦りながらも部屋の外に出て非常階段で逃げました。今回は、部屋のドアを開けて数メートル先に非常階段があった為、すぐに非常階段で逃げることができましたが、携帯電話とテレビのリモコンを間違えて持ってくるほど焦っていたため、非常階段が見える場所になければ、逃げるのに時間が掛かっていたと思います。

そんな時に役に立つのがこの避難経路図です。

皆さんホテル等の宿泊施設でよく見た事があると思います。事前に経路の確認を行っていますか? 私の様にならないためにも、皆さんホテル等で宿泊する時は、事前に避難ルートを確認し、落ち着いて避難できる準備をしておいてください。いつどこでなにが起こるか分かりません。たのしい旅行の思い出が悲しい思い出にならないように!

皆様のもとへ安全・迅速に向かうために!

ほのおのにっき 2024年10月29日

今年も管内自動車学校にご協力いただき、若年職員を対象に安全運転研修を実施しました。

 

研修の前半は、座学で車両の特徴やブレーキ構造などを講義してもらい、車両について理解を深めました。

後半は、自動車学校内のコースを消防ポンプ自動車と救急車に分かれ実際に運転し、運転技術について指導いただきました。採用から3年目4年目の職員は、防火衣を着て運転をしました。活動服とは違い、ゴワゴワした服、鉄板の入っている長靴、ヘルメット。普段とは感覚が全く異なります。

 

また、急制動(急ブレーキ)を体験し、急激な操作は、車体をコントロールできなくなってしまうことを経験しました。

緊急走行中の運転は、急ぐ気持ちが先行しがちですが、落ち着いて現場まで安全に到着することが最重要です。

 

今回の安全運転研修を生かして、安全に迅速に皆様のもとへ向かいます!

   

中濃消防組合管内の豪雨災害を語り継ぐ

ほのおのにっき 2024年10月21日

現在、豪雨災害として印象に残っているのは「令和6年9月能登半島豪雨」ではないでしょうか。

被災者の方々にありましては、この度の災害に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早いご復興をお祈りいたします。

 

今回は、私が経験した過去の関市・美濃市の豪雨災害を2例振り返ります。

 

・平成16年10月洪水 台風23号

長良川が氾濫し、両市ともに浸水被害あり。

【体験】

私が学生の頃の災害です。

友達の家が床上浸水し、家財道具の搬出を手伝ったことが、今でも鮮明に記憶されています。

搬出の手伝いをしていて一番厄介だったのは「砂塵」です。

屋外の砂塵が風や車の影響で常に舞い上がっており、ゴーグルやマスクの必要性を感じました。

 

・平成30年7月豪雨 台風7号

津保川が氾濫し、上之保・武儀地区などで甚大な浸水被害あり。

【体験】

当時私は、津保川出張所に配属されており、非常招集がかかった時間帯は深夜でした。

周囲は暗く、車に打ちつける激しい雨。一瞬道路の真ん中がきらりと反射し、よく観察すると目の前にはただよう水・・・水?

「・・・道路が冠水している!!逃げなきゃ!!」

その光景は、「異世界」のようで恐怖を感じました。

ボランティア活動には、前回の経験と被災者の実例を活かし、小サイズの角スコップ持参しました。

水分を含む粘土性の土は重く通常サイズの角スコップでは肉体を酷使しますが、小サイズは取り回しもよく活動に最適でした。

 

被災地に関わった私にできることは、多くの方々に経験を語り繋ぐことだと感じています。

 

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