ほのおのにっき

ほのおのにっき

真夏の車両火災に注意

ほのおのにっき 2026年7月28日

かなり気温が上がってきて、いよいよ夏本番ですね。夏場の車内が高温になることは既にご存知かと思いますが、車内にモバイルバッテリー(リチウムイオン電池)やスプレー缶などを入れっぱなしにしてはいませんか?

毎年、夏の暑い時期になると車内に置かれたモバイルバッテリーやスプレー缶が原因となる車両火災が発生しています。

真夏の炎天下では、車内温度が70~80℃になることもあります。

リチウムイオン電池は熱に弱く、高温下に置かれると内部の絶縁体(セパレーター)が劣化し、電池内部でショート(短絡)が発生します。ショートによる発熱で可燃性ガスが発生し、最終的には発火・破裂をします。

また、スプレー缶には可燃性ガスが使われており、高温となる場所に置かないよう注意事項が表示されています。車内の高温によって缶内の圧力が上昇することで、リチウムイオン電池のように破裂する危険があります。

 

リチウムイオン電池は私たちの身近な製品に数多く使われています。

🔋 モバイルバッテリー

📱 スマートフォン

🎧 ワイヤレスイヤホン

⌚ スマートウォッチ

🚬 電子たばこ など

 

リチウムイオン電池に使用されている電解液は消防法ではガソリンや灯油と同じような危険物として規制がされています。

車内にリチウムイオン電池やスプレー缶などの燃えやすいものは放置しない」という意識を持ち、この暑い夏も火災予防に十分注意してください。

アース線付けてますか?

ほのおのにっき 2026年7月8日

洗濯機や電子レンジなどの家電製品に付いているアース線ですが、しっかりと取り付けていますでしょうか?

「えっ!?なにそれ…知らない。」

「あるのは知っていたけど…どこに取り付ければいいの?」

 

というそこの貴方!アース線を取り付けないと火災発生の危険があります。

家電製品が電気の力で動いていることはご存知かと思いますが、経年劣化や水濡れなどが原因となり稀に電気が機器から漏れることがあります。その時に活躍するのが「アース線」です。

 

アース線は漏れた電気を安全な場所に流す役割を担っています。もしもアース線が取り付けられていないと家電製品の本体に電気が流れるため、触れると感電⚡をしたり周囲の埃や可燃物に着火し火災発生の原因🔥になったりすることがあります。洗濯機の周辺は湿気や埃が溜まりやすいので特に注意が必要です。もし、アース線を取り付ける場所がないという場合にはアース線の設置工事やプラグ型漏電遮断器の活用をご検討下さい。

※一部画像を編集しています。

漏電ブレーカーの普及により、アース線が接続されていないことが直接の火災原因となることは稀ですが、漏電時の感電防止や漏電ブレーカーを適切に作動させるためにアース線は重要な役割を担っています。

アース線は正しく接続して安全に使いましょう。

「避難口」それは命のエスケープゾーン

ほのおのにっき 2026年6月12日

「避難口」と聞くと、火災が発生したときの逃げ道として使う四角い緑色のマークが設置された出入口をイメージする人が多いのではないでしょうか。

 

じつは消防法には「避難口とはなにか」という明確な説明はどこにも書いてありません。あるのは「この出入口には避難口のマークをつけなさい」という決まりだけです。そのためマークのありなしに関わらず全ての屋外への出入口が「避難口」であるともいえます。

 

 

消防法では、事業所や店舗などの廊下や階段、避難口(出入口)の前に物を置くことを厳しく禁止しています。

それは、煙で回りが見えない中、通路に置かれた荷物につまずいて転んだり、階段が通れなくなったり、火災発生時に建物の中にいる人の重大な逃げ遅れの原因になる可能性があるからです。

 

こうした考え方は、法的に管理義務がない一般住宅でも同じといえます。

実際の火災現場や救急現場に行くと、通路や玄関に置かれた物によって、避難が遅れる、患者搬送が困難になるなど、消防や救急活動の支障になるといったケースが度々あります。

   

※出入口・階段・通路等には火災時に避難の支障となるものを置かない!

 

「ここの出入口(避難口)や通路は普段使わないから物を置いても大丈夫…」という考えが命取り。もしかしたら、その普段は使わない出入口や通路がいざという時の逃げ道になる可能性だってあります。

避難口のマークの有無だけで判断せず、

・通路

・階段

・出入口(避難口)

などの、命のエスケープゾーンの適切な維持管理をお願いいたします。

エアコン掃除に潜む火災危険

ほのおのにっき 2026年6月8日

※一部写真を加工しています。

すっかり暑くなってきて、エアコンを使用し始めたご家庭もありますよね!

快適に過ごすためのエアコンですが、誤ったエアコン掃除が“火災の原因”になってしまうことがあります。

 

 

よく街中で見かけるエアコン洗浄スプレーですが、誤った方法で使用すると洗浄液が内部の電気部品や基板に付着し、ショートや発火を引き起こすおそれがあります。

特に、電装部分への噴射や、十分に乾燥しないまま運転する行為は大変危険です。

 

【火災予防のポイント】

・使用前に取扱説明書を確認する

・電気部品に洗浄液をかけない

・不安な場合は専門業者へ依頼する

 

エアコン内部は精密な電気機器です。

掃除のつもりが火災につながらないよう、正しい方法で安全にお手入れを行いましょう。

見えない危険、IHコンロの誤った使い方

ほのおのにっき 2026年5月21日

IHコンロの上を「使わないから」「平らで物が置きやすいから」という理由でついつい物置の場所として使っていませんか?

住宅防火指導や立入検査に伺うと、この写真のようにIHコンロの上に物が置かれている状況をよく見かけることがあります。ただ、この使い方は火災予防上非常に危険な使い方といえます。

 

例えばですが、このようにガスコンロの上に物を置いたりしますか?

 

そんな人はまずいないかと思います。それはガスコンロを「火が出る場所」とみんな分かっているからです。

ガスコンロの上には物を置かないのに…なぜかIHコンロ上には置いてしまう…。

この2つの違いは「火が見えるかどうか」だけです。

ですが、どちらも本来は“加熱調理器”であり、物を置く場所ではないという点は変わりません。

 

IHコンロは火が見えないだけで、火災のリスクはしっかりと存在します。

①使用後もトッププレートに余熱が残る

②誤って電源が入り、加熱される可能性がある

③紙や布などは低温でも炭化し、発火に至ることがある…など

 

最後に

「火が見えないから大丈夫」ではなく、

「火が見えないからこそ注意する」

 

そんな意識を持つことが火災を予防することに繋がります。

巻いたまま使っていませんか?

ほのおのにっき 2026年4月30日

電源コードを巻き取って使用するコードリール。便利な道具ですが、使い方を誤ると火災につながる危険があります。

 

コードリールの注意事項には「巻いたまま使用する場合は6Aまで、コードを伸ばした状態では15Aまで」と定格容量が記載されていることを知っていますか?

「えっ…知らなかった…」というそこの貴方!その使い方は火災発生の危険があります。

 

実際に、コードリールを巻いたままの状態でドライヤーを2台使用する実験を行い、コードの温度を測定したところ、すぐに100℃を超える高温になりました。

電気が電線を流れると、電線は抵抗により熱を発生します。コードリールを巻いたまま使用すると、コードが束になっているため熱が外に逃げにくく、内部にこもって温度が上昇します。

 

この状態が続くことで電線の被覆(絶縁部分)が劣化・損傷し、電線が剥き出しになるため、電線同士が接触してショート(短絡)が発生します。

※ショートで発生する火花の温度は1000℃を超えます。

※一部画像を編集しています

 

一般的なヘアドライヤーは約10A~15Aの電流を使用します。

そのため、ドライヤーを1台使用する場合でも、コードリールは必ず伸ばして使用する必要があります。

火災を防ぐために定格容量を超えないことは、コードリールだけでなく、延長コードやマルチタップを使用する場合でも同じです。

一度、ご自宅にある電化製品の消費電力や使用アンペア数を確認し、無理な使い方になっていないか見直してみましょう。

子育ての季節ですね

ほのおのにっき 2026年4月20日

春から初夏にかけては、ツバメやハトたちが子育てに大忙し。

そんな季節になると、車庫を“おうち”にしようとやってくることがあります。

鳥たちはかわいい存在ですが、巣ができると糞や泥で車庫が不衛生になってしまうことも…。

そこで、鳥たちと上手に共存するため、この期間は日中でもシャッターを閉める場合があります。

繁殖シーズンが終われば、いつも通りシャッターを開放します。

なお、シャッター閉鎖による災害対応の遅れはありませんので、ご安心ください。

(写真クリックで拡大します)

薪ストーブをご使用の皆さまへ(消防署からのお願い)

ほのおのにっき 2026年4月16日

暖かい季節となり、暖房器具の使用を終えるご家庭も多い時期となりました。

シーズンオフは、火災予防の観点からストーブおよび煙突の点検・清掃を行う重要なタイミングです。

中でも特に薪ストーブは、使用を重ねることで煙突内にススやタール(クレオソート)が付着し、これが蓄積すると煙道火災(煙突火災)が発生する原因となります。

また、近年はDIYの流行により、ご自身で薪ストーブを設置されるケースが増えていますが、基準を満たしていない設置が見受けられることがあります。設置状況によっては火災の危険性が高まるため、今一度、ご自宅の薪ストーブが基準に適合しているかを含め、点検を行ってください。ストーブの設置方法については火災予防条例に記載があります。

次の点について、必ずご確認ください。

・煙突内にススやタールの付着がないか

・煙突の接続部に緩みや隙間がないか

・ストーブ本体に損傷や異常がないか

・周囲に燃えやすい物が置かれていないか

・設置方法や離隔距離が適切に確保されているか

 

また、清掃や点検、設置基準の確認に不安がある場合は、専門業者への依頼をご検討ください。

適切な維持管理を行い、来シーズンも安全に薪ストーブをご使用いただけるよう、ご協力をお願いいたします。

火災予防は日頃の点検から。

皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

⚠️カセットコンロのその使い方…ちょっと待って!

ほのおのにっき 2026年3月17日

「大人数だから大きい鍋で!」

「火力が足りないからコンロをもう1台!」

 

たしかに大人数で集まって、沢山の具材を入れて作る料理は楽しいですし、なにより美味しいです。しかし…その使い方、危険な場合があります。

 

カセットコンロを並べて使用したり、本体より大きい鍋やフライパンを使用したりすると、鍋底や隣のコンロの熱がカセットボンベに伝わり、ボンベが異常加熱して破裂や火災につながるおそれがあります。

 

これからは少しずつ暖かくなり、カセットコンロを使う機会は減るかもしれませんが、花見やゴールデンウィークなどの行楽で使用する機会はまだまだあるかと思います。

楽しい時間が事故で悲しいことにならないよう、以下の安全に使うためのポイントは必ず守り、火災予防に気をつけましょう。

 

🔥 安全に使うポイント

・コンロに合ったサイズの鍋やフライパンを使う

・カセットコンロを並べて使用しない

・取扱説明書の注意事項を守る

意外な出火原因…電子レンジ周辺の火災危険

ほのおのにっき 2026年3月11日

電子レンジは、身近で便利な家電ですが、使い方や設置状況によっては火災の発生につながる恐れがあります。火災予防条例でも、電子レンジは電気を熱源とする器具として、火災を予防するための取扱い基準が定められています。

ここでは、日常生活の中でついやってしまいがちな間違った取扱い方法を紹介します。

 

1つ目 電子レンジの周辺に燃えやすいものを置いていませんか?

電子レンジの上に新聞紙やキッチンペーパー等の可燃物を置いていませんか?電子レンジの周辺は思った以上に高温になるため紙、布類が長時間加熱されることで発火する危険性があります。今回、実際に電子レンジ周辺の温度を測定してみたところ約70℃近くまで上昇しました。特にオーブン機能付き電子レンジは、庫内が200℃前後になるため注意が必要です。

 

さらに重要なのは、万一の延焼防止です。

食品の加熱のしすぎでレンジ内の食品が発火することがあります。天板や周囲にキッチンペーパーやタオル、新聞紙などの可燃物を置いていると、火炎が広がる原因となります。電子レンジの周囲に物を置かないことは、「着火させないため」だけでなく、「燃え広がらせないため」です。電子レンジの周りは常に整理と清掃に努め、燃えやすいものを置かないようにしましょう。

・周りに燃えやすいものを置かない

・電子レンジは、燃えやすいものの上に置かない

 

・電子レンジ周辺の温度は70℃に!

 

2つ目 電子レンジの中は汚れていませんか?

電子レンジの庫内に食品カスや油汚れが付着していると、加熱時に発火する危険性があります。レンジの中が汚れていないか日常的な清掃と点検を行いましょう。

・レンジ内の汚れはこまめに掃除する

 

今回紹介したことは、どれも電子レンジの取扱い説明書の注意事項に記載されていることです。「え・・・そんなの知らなかった・・・」と思ったそこのあなた☝一度、取扱説明書を確認してみてください。

 

取扱説明書に書いてある注意事項は必ず守る。この基本の徹底が、火災の防止につながります。火災予防は、特別な対策ではなく、日常のちょっとした配慮から始まります。

1 2 3 4 5 6 115