ほのおのにっき

プロジェクトX ~ミッションを遂行せよ!!~

ほのおのにっき 2018年9月5日

私は、消防歴26年、救急救命士16年のおじさん消防士である。

そして、この夏、私に新たなミッションが課せられた。

それは、「指導救命士」である。

それは、字のごとく、救命士を指導するための資格である。私はこの資格を取るため、北九州市にある「救急救命研修所」、通称「エルスタ九州」へ向かったのであった。

そこには、全国から救命士が集まり、約6週間、救命士を指導するための、「知識、技術」を身に付ける場所である。朝から晩まで、救急に関する勉強、訓練ばかりの実に過酷な毎日であった。

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本来であればこの過酷な毎日を紹介できると良いのだが、大人の事情により紹介できないため、ここでは、共に苦しんだ「Bクラス 28班」の仲間を紹介しよう。

左から、熊本県のSさん、秋田県のTさん、和歌山県のNさん、そして私である。不思議なことに、みんな私より年下である。笑(エルスタ九州前にて)

 

 

04-honoo2-20180905もちろん辛いことばかりではない。休みの日などは、九州を満喫したりもしたのであった。
この写真では一人増えているが、右の男は、沖縄県のKさんである。なんと彼は、南極観測隊の経験のある凄い男である。彼もまた、年下である。笑(旅先の長崎にて)

 

 

 

 ・・・そして、指導救命士となった私に課せられた最初のミッションは、今年の7月に救急隊員として活動できるようになった新米救命士を一人前の隊員にすることである。

通常、救急車は隊員3名で出場し、うち救命士は1名である。よって、その責任は重い。

住民の皆さんにより良い・質の高い救急業務を提供させて頂くためにも、一刻も早くこの新米救命士を一人前に育て上げなければならない。

 

私は心を鬼にして、何時であろうと、どんなに疲れていようと訓練を行う。

そして彼女も、その気持ちに答える様に訓練に励むのである。

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指導救命士1年目の救命士と、救急救命士1年目の新米救命士。

ミッションは始まったばかりである。