ほのおのにっき

今こそ共助のとき

ほのおのにっき 2018年10月11日

『天災は忘れたころにやってくる』・・・この言葉は寺田寅彦という戦前の日本の物理学者の言葉で、みなさんも一度はこの言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。ですが、近年は忘れるどころか、次から次へと災害が発生しているように思えます。

先日、友人の誘いで○○会議所主催の講演会に行ってきました。講演会は、災害対策の基本的な考え方である自助・共助・公助の三助のうち共助を中心に学ぶというものでしたが、三助を簡単に説明すると、

「自助」・・・災害時に自分自身の命は自分で守るということ。

「共助」・・・顔の見える範囲内における地域コミュニティで災害発生時に力をあわせること。

「公助」・・・公的機関(行政や警察、自衛隊、消防等)が個人や地域では解決できない災害の問題を解決すること。

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講演会は60~70人が8つのグループに分かれてゲーム感覚で行われました。

各グループにある地図を使って、「大型台風の接近に伴い、町に各種警報・避難勧告が発令された」という想定で、カードの人物(例:80歳、ひとり暮らしの高齢者等)が自分たちの身近にいたらどんな支援ができるかを話し合いました。参加者は防災に興味のある方ばかりなので活発な意見交換ができました。

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災害時の対応はどれか一つだけあれば良いという訳ではなく自助、共助、公助の全てが大切であると言われています。

ですが、大規模災害が発生すると公助(消防等)には限界があります。災害からの被害を出来る限り少なくするためには、自分の身は自分で守る自助、そして地域で力をあわせる共助がとても重要になります。

みなさんも防災の一歩を踏み出すために『いま、自分たちにできること』を考えてみませんか?