ほのおのにっき

「救急車をお願いします!」

ほのおのにっき 2019年1月25日

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119番通報をした経験のある方は覚えがあるかもしれません。

 

「救急車の向かう場所」「傷病者の状態」など中濃消防組合指令センターの指令課員はいろいろなことを聞きます。電話している間に少しでも早く!すぐに救急車が来てくれればいいのに・・・そう思った方もいるかと思います。

中には「何でもいいから早く救急車来てくれ!」と言う通報者も実際にいるのが現状です。

目の前で倒れている人が一体どうなってしまうの?早く病院へ連れて行って、救急車!救急車!・・・・

でも知っていただきたい事があります。

 

『通報している間も救急車があなたの所へ向かう準備をしている』という事を!!

 

119番通報を受けてから、救急車が向かう場所を特定できた時点で、指令センターは出動する救急隊に【予告指令】⇒「救急通報入電中!」という音声を流します。救急隊はその音声を聞いた時点で、救急車に乗り込む準備をしています。

その間も指令センターでは通報者から傷病者の状態を聞いており、必要な情報が確認できると、救急隊へ【本指令】⇒「救急指令!救急指令!急病、災害地点 ○○」という音声を流し救急車が出動します。

 

その傷病者の状態は、救急隊へ無線で伝えられ、救急車の中では現場に到着するまでに処置内容の確認、必要な医療器具などの準備をすることが可能となるため、傷病者の状態を細かく聞くということは、とても重要な事なのです。

 

通報者から「救急車が到着するまでの時間が、とてつもなく長く感じました。」と聞くことがあります。

でも安心してください。救急車は必ず向かいます。命を救う準備をしながら!!

 

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