ほのおのにっき

グローバルな武芸川出張所

ほのおのにっき 2019年4月11日

  武芸川出張所に元気なお客さんがいらっしゃいました!

そのお客さんは、出張所の管轄内にある会社で働いていらっしゃる中国人、ベトナム人の方々でした。来日してまだ1ヶ月も経っていない中、会社の通訳の方と一緒に「消防」についての研修を受けに来所されたのです。

最初は防火講話を聞いていただきました。日本語が全く通じないため、私たちも緊張しながら通訳しやすい言葉を選んで話しました。

「中国やベトナムでは地震はよく起きますか?」

→「ほとんど体験したことがありません!」

「えっ!そうなんですか?日本は地震がよく起こる国です。地震が起きたらこんなことに注意してくださいね!」

通訳の方を通じて会話ができ、受講者の方たちにもだんだん笑顔が!少し心が通じたような感覚でした。

次は初期消火訓練。みなさん消火器に興味津々!しっかりと説明を聞いてくださいました。そして、火事を発見した時に周囲へ知らせるため、「火事だ!!」と、日本語で、とても大きな声を出してくださいました。

笠井

その後は、予定にはありませんでしたが、みなさんからの強い要望で車両見学をしました。

「消防車は何人乗れるんですか?」

「火事では消防車は何台くらい来るんですか?」

次々に飛んでくる質問!とても消防に興味を持っていらっしゃったようで、私たちも喜んでお答えさせていただきました。

笠井2

そして最後には「ヘルメットをかぶってみたい!!」という要望にお答えして記念撮影。

笠井3

今回の研修では、日本人が小さい頃から教育されている身を守る手段・方法を、言葉も文化も違う外国人に教えることの難しさを実感しました。現在、救急車内には日本語を外国語に変換してくれるアプリがインストールされたタブレット端末がありますが、今後も増えるであろう外国の方への対応をこれからさらに強化していかなくてはなりませんね!

短い時間でしたが、外国の方に日本の消防のことを楽しんで知っていただくことができ、それと同時に私たちも様々なことに気づくことができ、とても貴重な体験となりました。