ほのおのにっき

趣味?トレーニング?

ほのおのにっき 2020年1月16日

新たな年が明け皆様いかがお過ごしでしょうか?

新年早々、陸上部に所属する14歳の息子と張り合って登山のスピードを競い、軽く足首を捻挫した40代のおっさん消防士です。(登山は山頂までのスピードを競うものではありません)

禁煙に成功してからご飯(お米)が非常においしく感じ過食気味であったため、気がつけば軽く割れていた腹筋が行方不明となり、代わりに余分なお肉が確認できるようになってきました。これではまずいと一念発起し災害時に備え登山道を知るためと、トレーニングを兼ね、美濃市の山々を登り始めることにしました。

美濃市には標高が低い丘のような里山から、500m程の気軽に登れる山。はたまた瓢ヶ岳、片知山など1000mを越す山までたくさんありますが、今回は私の地元にある天王山(標高538m)をご紹介したいと思います。

登山口の始まりにある大矢田神社はもみじの紅葉が有名で、毎年秋口には多くの観光客が訪れます。その大矢田神社の東側から登山道が始まります。この山が面白いのは、登山ルートがAからDコースまで4コースあり、山の北側にあるDコース以外の登山道が終始急な斜面となっており、距離は短いですがガレ場あり、岩場あり、水場ありで変化に富んだ山であることです。また、頂上はほぼ360°周りを見渡せる展望となっているため、頂上に着いたときの爽快感がたまりません。しかし、頂上までの登山道からは良好な展望は望めません。そこのところだけが残念な点です。

 

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  (山頂から南側の展望)

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    (山頂北側の展望)

 

変化に富み楽しい分、危険が伴っていることを忘れてはいけません。頂上までの道標がいたるところに設置されているため、遭難することは考えられにくいですが、過去には登山者が滑落し負傷した救助事案が数件発生しています。

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大矢田小学校5年生の皆さん作成による
山頂までの略図(これが結構正確!!)

 

そこで皆様にお願いがあります。山に入るときには十分な装備はもちろんのこと、細心の注意を払って登ることが大切ですが、携帯電話を必ず持参してください。携帯電話があれば負傷して動けなくなったり、遭難してしまった場合に通報が可能です。美濃市内の山では携帯電話の電波が入ります。1000mを越す山は電波が受信できたり、圏外になったり、その場所によって電波状況が異なりますが、移動することにより電波を受信できる場所が点在しています。また、ご自信の携帯電話のGPS情報まで確認できるようにしておくと良いでしょう。携帯電話のGPSにて測位された位置情報を通報時に伝えることが出来ると、救助隊が伝えられた位置まで最短で到着することが出来ます。GPS情報が把握できるだけでも救助隊のモチベーションが上がります。

安全に楽しく、自分の体力、能力にあった登山を心がけてください。40代のおっさん消防士からの山紹介とお願いでした。