ほのおのにっき

もずのはやにえ

ほのおのにっき 2020年2月21日

「もず の はやにえ」をご存知ですか?

この写真みたいなものです

04-2020-2.21

これは庭木のとげに、バッタが刺してあるのを見つけて撮影しました。モズ(鳥)が、バッタを捕まえて刺しておいたものでしょう!これを「もずのはやにえ」といい、えさの少ない時の保存食にしているなど諸説あるようです。

実は私にも似たような習性があります。食べものではなく、「本」を職場のデスクや、ロッカー、家の車やトイレなど、とにかくあちらこちらに置いておくのです。(家人には、ただ片付けないで散らかしているだけだ!と叱られます・・・)

本の入替時期やジャンル、完読したものから途中のもの、はたまた全く読んでいないものなど、「保存」しておく本にルールは無く、気が向くままにあちこちに置いておく。非常にルーズな作業です。

この欠点は、読み返したい!続きを読みたい!と思った時に、まず決まって手元にないということです!(当たり前ですね。)

しかし、私にとってはそれ以上のメリットがあるのです。ふとした時に手にした本から得るアドバイスがなかなか的確であったり、気落ちしているときに救ってくれる「ことば」があったりします。これが結構、消防業務にも結び付いていることが多く、仕事にも生きています。

多くの人は本棚に整理した本からその時々に必要な本を読んだ方がいいのでは?と考えるでしょうが、何かを求めている時には決まった本にしか手を伸ばさない癖があるので、この「もずのはやにえ方式」が、私にとっては想像以上に素晴らしいシステムなのです!

興味のある人は試してみてください。ただし、図書館や人から借りた本ではやらないように、悲惨な結果が待ち受けていますので。

ちなみにこの文を書きながら、脇机を覗いたら、“芸術は爆発だ”の岡本太郎さんの著作と神戸製鋼ラグビー部V7の元ラグビー選手の平尾誠二さんの著作でした。

これが消防の仕事に役立つのか?と思われるでしょうが、岡本太郎さんからは、人としての生き方、考え方を。平尾誠二さんからは、昨年のラグビーワールドカップで日本の大躍進の礎を作った方だけに、リーダーや組織に対する考え方や行動などが学べます。これを仕事に生かしていきたいと考えています!

あ、もう一冊ありました。オコジョの写真集です。ある部署にいた時にプレゼントされたものです。「似ているから(笑)」と言われましたが、見た目は似ていないので気性の荒さを指摘されたのだと思い、イライラしそうなときはオコジョの可愛い瞳を見て、気を鎮めています^^。