ほのおのにっき

新型コロナ禍でのジョギング

ほのおのにっき 2021年2月3日

昨年の4月頃、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ジョギングする人たちのマスク着用の有無について論争が起きました。

某タレントが自身のSNSに「子供やご年配の横をマスクもしてないランナーがハァハァいいながら駆け抜けていく!アホランナーええ加減にせぇーよ!マスクなしで走りたいんやったらお前の家の中走りまくっとけ!」と投稿し、マスクをしないで、人がいる所を走って、ソーシャルディスタンスも守っていないランナーは「悪」と主張しました。

(正論…ですかね:心の声)

その後、マスクを着用した状態で運動した際の死亡事故も発生し、6月に世界保健機関(WHO)は、運動時にはマスク着用をすべきではないと提言しました。また、同月には日本感染症学会と日本環境感染学会の一般市民向けの合同提言の中で、「ジョギングする場合にはマスクは必ずしも必要ではありません」と述べられました。さらには、日本臨床スポーツ医学会と日本臨床運動療法学会の共同声明の中にも、「屋外運動時のマスクや口鼻を覆うものの着用は、基本的には推奨しない」との内容が含まれています。

(危険性を考えればもっともな話…:心の声)

実際に、マスクをして走ってみると・・・「苦しい!」

心理的に呼吸のしにくさ・圧迫感を感じるのと同時に、マスクが呼気や汗によって発生した水分を含むことで、呼吸の制限を強め、運動負荷がかかると非常に苦しくなります。不織布の紙マスクだと、口に張り付いてさらに苦しく、身の危険を感じるほどです。

新型コロナ禍でのジョギングについて、Web検索してみると・・・

人が多い場所では、ゆったりとしたペースでのランニングを推奨。マスク着用が推奨されている社会的距離(ソーシャルディスタンス)を保てない場所でのランニングでは、低~中強度(80%VO2max以下)のゆったりとしたペースでのランニングが望ましいと考えられます。

また、高強度のランニング(90%~100%VO2max)を実施する場合は、人混みを避けた上で、マスクを着用しないで行うことを推奨します。

諸説ありましたが、大体こんな感じでした。

走る本人にとって運動時のマスクは推奨ではありませんが、やはり感染防止策=「社会的距離(ソーシャルディスタンス)」は必要ということです。(ごもっとも…:心の声)

我々消防職員にとって、体力づくりは必須です。
私は、「体力づくり」+「健康増進」+「体重制限」+「楽しみ(笑)」のため、ジョギングをしています。

私のジョギング時の決まりは

「マスクは基本着用。(誰もいないときはずらし可:呼吸上の安全のため)」「できるだけ人がいないところを走る。」「すれ違い等で5m以内(目安)に人がいるときはマスク完全着装。」

(写真)としています。

幸い、当地域は人がいないところを走ることが比較的容易ですので、安全に走れるコースには恵まれています。(笑)

04-2021-2.3

新型コロナ禍で、体力が落ちる人が増加傾向にあるといわれる中、ジョギングは一人でも気軽にでき、コースも選べることから、コロナ禍において推奨される運動のひとつです。走る人、走らない人、どちらも安全快適な「健康」のために、周囲に気を遣いながら走ることを心がけています。