ほのおのにっき

曽代夜回り 【美濃消防署】

ほのおのにっき 2017年3月1日

毎年3月1日から7日までの1週間は全国春の火災予防運動が行われています。そこで、今回は日頃から火災予防に力を入れている自治会を紹介します。

 

美濃市曽代地区では約40年前から、毎日拍子木を叩いて「火の用心」と呼称しながら夜回りを行っています。この活動が始まったきっかけは、この地区で大火災があったことや、倉庫を焼く火災が2件立て続けに起きたことで、火災予防の意識を高めたかったからだそうです。

 

曽代地区は7つの組に分かれていて、それぞれの組で毎日一人が夜の7時から9時までの間に15分間ほどかけて一回りします。この活動を継続していくために負担となるような特別なルールはなく、地元消防団員を中心に組ごとで有志を募り、日替わりや週替わりの交代制をとって実施しています。

 

この活動を続けていくことで、火災予防の啓発はもちろん、一人暮らしの方に安心してもらえることや、地域の人々との連帯感の向上に繋がっています。また、防犯対策にも大きな効果があり、これまでに不審者を何度も目撃し被害を未然に防いでいると、地元の方が嬉しそうに話されているのがとても印象的でした。

 

皆さんの自治会でも、全国春の火災予防運動をきっかけにして、地域で火災予防運動を始めてみませんか!
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