ほのおのにっき

消防のルーツin上之保

ほのおのにっき 2017年7月6日

日本では江戸時代に武家火消と町火消の消防組織が作られ、火災の多い日本の大火を守る役割をしていました。
明治維新に武家火消は廃止され、明治5年に「町火消」は「消防組」に改組されました。
地方では組織化が進んでおらず、ここ上之保では明治42年に明ヶ島の大火(下会津~小畑前の家屋50件焼失、罹災世帯270名)がありました。その後大正10年に「上之保消防組」が組織され、昭和10年に自動車ポンプ1台を購入し、翌11年には鉄塔火の見櫓が建設されました。昭和14年に警防団(空襲又は災害から市民を守り警察、消防の補助組織として設立された団体)から昭和22年には消防団へと改名されその後、消防活動の充実のため中濃地区に中濃消防組合が設立と同時に常備消防として、昭和47年に津保川出張所が開設され地域の火災予防、救急、消防活動が充実されました。
突然起こる災害に備えて、皆さんも家族で災害時の避難場所や非常持ち出し品の確認と各自治会で行われる消火、避難訓練に参加し対応力を身につけましょう。

04木村