ほのおのにっき

アレルギー

ほのおのにっき 2018年5月22日

04-honoo-20180522

花粉のシーズンがまだまだ続くこの時季ですが、皆さんはどうお過ごしでしょうか?
私は仕事の時も、プライベートもティッシュが欠かせない今日この頃です・・・。
一般的に2~4月と思われていますが、意外と量も種類も多いのが5月だそうです。
気を抜かず、しっかりと予防をしていきましょう。

 

そもそも花粉症の方は体の中でどう反応しているか調べてみました。

私たちの体は、“花粉”という異物(アレルゲン)が侵入するとまず、それを受け入れるかどうかを考えます。排除すると判断した場合、体はこれと反応する物質をつくる仕組みをもっています。この物質を「IgE抗体」と呼び、抗体ができた後、再び花粉が体内に入ると、鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。 その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され、花粉をできる限り体外に放り出そうとします。そのため、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、鼻づまりで侵入を防ぐなどの症状が出てきます。

 

要するに

体の中が異物に対して過剰な防御反応を起こしている

ということです。

 

 

ここで問題なのは、この過剰防御反応が行き過ぎると生死にかかわるということです。

そうです、アナフィラキシーショックです。

アナフィラキシーショックの発生数は年間で7000件と言われ、誰もが起こりうる疾患であり、薬剤、ハチ、食物が主な原因となります。下図がその症候となります。

 

皮膚 かゆみ、じんましん、紅潮、蒼白、冷感
呼吸器 鼻づまり、くしゃみ、呼吸困難、
「ぜいぜい」「ひゅうひゅう」という呼吸音、
咳、締めつけられるような胸の痛み
循環器 動悸、血圧低下、不整脈
消化器 悪心、嘔吐、腹痛、便意、下痢、失禁
精神神経系 不安、虚脱感、手足のしびれ、めまい、意識障害

 

重症度はさまざまですが、重症例として、急速に呼吸停止や血液の循環に障害が起き、危険な状態に陥ります。

このような症状が現れたらすぐに119番通報をしてください。

 

以上、新米救急救命士からのお願いでした。

なお、ホームページ内「生活安心情報」にアナフィラキシーについての詳しい説明があります!
→ 「生活安心情報」へ