管内で発生した建物火災において、消火活動を行い火災の延焼拡大を防いだ4名の一般市民の方に対し、9月26日、中濃消防組合 消防本部にて感謝状を贈呈しました。
9月1日、美濃市藍川地内にある民家のウッドデッキから火が出ているのを南隣に住む山口南美さんが発見、夫の聡孔(あきとし)さんに知らせました。また、同時に西隣に住む相宮優さんと妻の明美さんも、火災を発見。
そして、現場へ駆けつけた山口聡孔さんは粉末消火器で、相宮さんご夫妻は協力して自宅から延ばした水道ホースを使用し、それぞれが初期消火を行い、消火に成功しました。
迅速な消火がなければ、さらに延焼拡大していたかもしれません。
4人がそれぞれの役割を果たして消火活動を行い、被害を最小限に留めたことは非常に大きな功績です。
また、被表彰者のみなさんが口を揃えてこうおっしゃっていました。
「もし現場に1人しかいなかったら・・・、と思うとゾッとします。」
適切な消火活動ができたのは、普段からご近所同士でお互いを気にかけ、思いやる関係があったからこそだと思います。
地域の連携って大切ですね。
今年は昨年に比べ、火災による死者や負傷者が増えています。
さらに、これから空気が乾燥し、火災が発生しやすい時季に入ります。
中濃消防組合は勇気ある4人の方々の行動に感謝するとともに、今後も火災予防啓発に力を入れていきます!
(写真左から、足立秀人消防長、相宮優さん、相宮明美さん、山口南美さん、山口聡孔さん、土田陽一郎消防次長兼美濃消防署長)