私たち消防士は、一刻も早く災害現場へ向かい被害を最小限に抑えるため、迅速かつ的確な判断のもと緊急自動車を運転しなければなりません!
運転技術と注意力の向上を図るため、11月27、28日、運転経験の少ない若年職員を対象として職員安全運転技能研修を実施しました。
研修場所は関自動車学校。
まずは技能診断・実技研修として、消防車で教習コースを走行しました。
【方向転換】
【クランク走行】
【坂道発進】
その他にも、路肩への停車、急ブレーキの体験など、一般道ではなかなか行えないことを体験でき、非常に貴重な経験となりました。
大きくて重たい消防車両を運転する際には意識しなければならないことがたくさんあります。
例えば普通車に比べて車両前部や後部の張り出し部分が長いことや、死角となる部分が多いことなど・・・。
他にもいろいろありますが、車両にたくさんついているミラーで確認したり、同乗する隊員を降ろして誘導してもらうなど、さまざまな工夫をして安全に走行していきます。
そして、コースでの訓練の後は運転適性検査も行いました。
今回の研修を終えた職員からは、
「実技研修や適性検査を通して、自分の苦手な部分を知ることができてよかった。」
「内輪差やクランクへ入る角度など、実際に体験できたので今後の運転に生かしたい。」
などの声が聞かれました。
実際の出動では少しのミスも許されません!
少しでも早く災害現場へ駆けつけられるよう、今後も訓練を続けていきます。