2月8日、9名の若手消防士たちが、消防に関する熱い思いを発表しました。
毎年開催されるこの消防職員意見発表会は、職員の資質向上と自己研さんを目的とし、5分間の発表時間の中で、消防行政に関する自由な意見を発表する大会です。
今年度は、
「新人職員の新たな育成方法を提案します!」
「女性消防吏員の今後について」
「地域に救急119番の家を作りましょう!」
といった、幅広い内容の意見が発表されました。
その中で優秀賞に選ばれたのは・・・
関消防署 井上侑也消防副士長
「私たちにできる「お・も・て・な・し」」
救急隊の義務である、状況説明や処置に対する同意を得ること(インフォームドコンセント 通称「IC」)を外国人患者やその家族に迅速的確に行うため、外国語で病態に沿った定型文「ICカード」を作ってはどうか!
東京オリンピックも間近に迫る今、もしもの時の備えをしておくことが、私たちにできる最善の「お・も・て・な・し」では?
美濃消防署 鈴木洸陽消防士
「流行語大賞」
消防と関わることが少ない現状を変えるため、SNSの拡散力を利用。
消防署開放日や消防フェアなどを行い、参加者に「インスタ映え」する撮影場所を提供しSNSで情報発信してもらいましょう!
時代の変化とともに、我々消防のPRも進化していかなければならない!
美濃消防署 後藤大輝消防副士長
「新たな救急法を」
とあるハイキングクラブからの依頼を受け、その場にある物や避難時に持ち出した物だけを使い応急手当を行う「サバイバル訓練」を試みたところ、参加者は驚くような方法で応急手当を実践してみせた。
大災害から生き残る術を身に付けるため、この新たな救急法「応急手当サバイバル」を提案!
変化していく時代に対し、消防や救急、そして広報も進化していかなければならない!
どれも消防の諸問題について考え、それに対する明確な意見を熱く述べた発表でした。
そしてこの優秀者3名は、3月8日に郡上市美並町 日本まん真ん中センターで開催される「消防職員意見発表会中濃地区大会」に出場します。勝ち上がればその先は県大会、東海大会、さらには全国大会と続きます。
できるだけ上の大会へ出場できるよう、職員一同、3名を熱く応援していきます!!