5月29日、中濃消防組合消防本部 消防長室において一般市民5名へ感謝状を贈呈しました。
5月6日の夜、関市向陽台地内の一般住宅で火災が発生しました。
逃げ遅れた住人2名が2階のベランダで助けを求めていたところ、近所に住む小栗義道さん、笹野厚樹さん、布施誠さん、小林晃丈さん、小林昌史さんが協力し、ベランダにはしごをかけて2名を無事に救出しました。
切迫した現場で救助活動をされた5名にお話を聞くと、「とにかく『助けたい!』という気持ちが強く、救出時のこともよく覚えてないほど無我夢中だった」とおっしゃっていました。
救助活動を近くで見ていた人によると、救出後すぐにベランダ付近の窓から炎が噴き出したそうです。
少しでも遅かったら住民を救助できなかっただけでなく、自分自身もけがをしてしまう恐れもありました。
そんな状況で勇敢に救助活動を行い、2名の尊い命を救ったことは、とても大きな功績です。
また、ご近所の方を「みんなで助けよう!」という強い思いは、普段からのコミュニケーションによって地域の強いつながりができているからこそ生まれたものだったと思います。
今回の協力者のみなさんのように、普段から地域の方とコミュニケーションをとり、災害時に助け合える関係づくりができるといいですね。
(下段左から小栗義道さん、笹野厚樹さん、布施誠さん、上段左から藤田哲也消防長、小林晃丈さん、小林昌史さん、細野正則消防次長兼関消防署長)