「薪ストーブは3回人を温める」と言われます。
1回目は薪を作る時です。当然ですが薪は山に落ちているわけではないので、自分で木を切って作らなければなりません。これがまた重労働でストーブを焚くまでもなく汗ダクになってしまいます(;^_^A
2回目は薪を焚いたときです。ファンヒーターは温風が体の表面だけを温めるのに対し、薪ストーブは遠赤外線効果によって身体の芯から温まると言われています。
3回目は炎を眺めているときです。炎のもつ「1/fゆらぎ」と呼ばれるリズムは心を優しく温めます。
しかし!消防士にとっての薪ストーブはもっともっと温かいのです!!
自然災害等により多数の倒木が発生した場合、大いに活躍するのがチェンソーです。薪を作るためには木を切り倒し切断する必要がありますから、チェンソーワークを身に付けるには格好の機会と言えるでしょう!
さて、山で切り倒した木はどのように運ぶのでしょう、肩に担いで持ってくるわけにもいきませんよね?...正解はロープです。ロープは工夫して使うと自分の力よりも何倍も強い力を生み出すことができ、この技術はそのまま山岳のロープレスキュー技術に応用することができるのです。
次は薪割りです。実際にやってみるとイメージしていたよりもずっと難しいです。「全然割れない!!」この一言に尽きます。重たいオノを振り回すための筋力はもちろんの事、効率の良い身体の使い方など、消防士に必要な総合的な体力が養われます。
そして最後!これが一番大切なことかもしれません。みんなで働いて汗を流し、薪ストーブに焚かれた炎を囲み食事をとれば、消防活動をする上で必要なチームワークが高まること間違いありません!
結論
「消防士にとって薪ストーブは7回温かい」
さて、今日も薪割りしますか…。