ほのおのにっき

もう時効かな ~うだつがある街並みを疾走するストレッチャー~

ほのおのにっき 2017年10月27日

今から30年程前の話・・・

私は救急車の機関員で、隊長と救護員と共に救急出場しました。

急病?交通事故?災害種別は覚えておりませんが、収容した病院は覚えています。

旧美濃病院で美濃市常盤町にありました。

任務完了し隊員の乗車を確認し市道へ降りる感じ(当時の美濃病院の玄関は坂の上で市道より数メートル高い位置にあったため)で坂を下りました。

市道を右折のためハンドルを右に切った途端、後ろのドア(リア)がスーと開くのと同時に何とストレッチャーも勢いよく市道へ飛び出して行くではありませんか、その距離約10mルームミラー越しの光景が目に飛び込んで来るのと同時に、急停車したのを今でも覚えています。

こんなパロディみたいなことが本当に起きるなんて、何とも言えない違和感も覚えています。いやいやこれによってケガ人や後続車・対向車が来なくて幸いでしたが、この光景にゾっとした事を今でも覚えています。

ストレッチャー(担架)のロックやドアの施錠確認が出来ていないなど二重のミスによる初歩的でお粗末なもの。

 

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この写真の救急車は、現在全国で使用している代表的なタイプでで示す部分に安全装置(ロックピン)や後部ドアなどはイージークロージャー(半ドアでも自動に施錠される装置)使用となっています。

ちょっとしたミスでも大きな事故となり、取り返しのつかない事故に繋がるため、何事にも基本を忠実にが求められる。

部下の「育成」は上司の責任とし、部下の「成長」はあなたの責任ですよ!!と少しの苦言と失敗を教訓として伝えることで部下への次効につながるよう期待したい。