つい先日、休日を利用し石川県にある妻の実家へお墓詣りがてら行ってきました。
当日は天気も良く、プチ観光気分で妻の実家近くに「関」があるのを思い出し、久々に訪れてみました。
「関」といっても町の名前ではなく、昔の「関所」跡です
そこは・・・歌舞伎の勧進帳で有名な「安宅(あたか)の関」です。
話の内容は長くなるので割愛しますが(興味のある方は調べてみてください)・・・鎌倉時代の話が・・・と思うと感慨深いものがあります。
関所跡には、話の登場人物である、武蔵坊弁慶、源義経、富樫の三名の銅像があり、そこには、「智 仁 勇」と文字が刻まれています。
「智」は弁慶の知恵、「仁」は富樫の情け、「勇」は義経の勇気を表していると言われています。
この「智 仁 勇」、儒学では3得といわれており、孔子の論語に「智者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず」とあり、簡単にいえば、「知恵ある者は迷わない、仁義ある者は憂えない、勇気ある者は恐れない」といった意味になります。
実はこの3得、我々消防士にも非常に通ずるものがあり、「現場活動に対する経験や知識、他人への思いやりに基づく行動、恐れず突き進み時には引く勇気・・・」とどれも大切な事だと思います。
常に意識して全てにおいて実行するのは難しいとは思いますが、なんとかこの3つを心に置いて今後も精進していきたいと思います。
みなさんも近くへ行った際には立ち寄ってみてください。