消防といえばどんな仕事?
と、皆さんに尋ねると
火災や救急、救助といった声が多いです。
でも、それ以外にも「予防」という仕事もあるのです。
予防とは読んで字のごとく
「災害を予(あらかじ)め防ぐこと」です。
具体的には
建物の設計段階から必要な消防設備の確認を行い
完成後には法令に適合しているか検査を行います。
その後も定期的に建物に足を運び、予防査察を実施し
防火管理や消防設備が維持管理できるかどうかを確認します。
ただ、つらいこともあるのです。
予防査察で消防法の違反を見つければ
是正指導しなければならないのですが、火災や救急とは違い
災害を未然に防ぐための予防は
住民に感謝されることはあまりありません・・・
私たちの訪問や指導に驚かれる方もみえます。
ましてや、消防設備の設置・維持にはお金がかかるので
話を聞いてもらえないことやつらい言葉をいただくこともしばしば…
それでも、私たちは建物に足を運び、予防査察を行います。
これが「予防」の仕事なのです!
店舗や病院、飲食店など、いろんな建物がありますが、利用するのは住民の皆さまです。
皆さまの安心と安全を守るため、やらねばならない仕事なのです!
私たちの「辛」い「一」歩で住民の皆さんを「幸」せにするためにも
消防法へのご理解とご協力をお願いします。
(〇〇くん、座布団1枚もってきて! by署長)