消防の仕事には、皆さんがご存知のとおり、火災の予防や消火活動、救急活動、救助活動など人命に関わる業務があります。
現在、中濃消防組合では、約170名もの職員が、管轄する関市・美濃市でこのような業務を行っています。
しかし、全職員の中で女性吏員は5名(全体の2.9%)で、男性吏員がほとんどの職場なのです。
平成6年に女性の労働基準が見直されたことにより、女性消防吏員が働くことのできる環境が整い、増加が図られてきたところです。
しかし、中濃消防組合に限らず、全国の消防吏員に対する女性吏員の割合は2.6%と依然として少なく、警察、自衛隊といった消防と同じような組織と比べても非常に少ない現状です。
消防の仕事というと住民の安全・安心のための活動が使命であることから、体力重視の男性の職場というイメージがありますが、救急、予防、指令など女性としての能力が発揮できる分野も多くあります。
今年も残すところあとわずかとなりました。
来年は、消防の仕事に興味を持っていただける方が、女性も含め一人でも多くなればと思っています。
こんなことを願い、職員の採用に関わる裏方的業務も、また、消防の仕事の一つです。
国は、2026年までには女性吏員を5%にまで引き上げる数値目標を掲げています。
そこで、新年度も採用の説明会を何度か行っていきます。男性の方はもちろん、女性の方も大歓迎です。
少しでも関心のある方は参加してみてください。
また、ホームページ内に女性職員の特設ページがありますので、こちらもご覧ください!
(特設ページ「女性消防士活躍中!」はこちら)