ほのおのにっき

実るほど頭を垂れる稲穂かな

ほのおのにっき 2018年12月18日

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉、皆さんはどういう意味か分かりますか?

 

ことわざ辞典で調べてみると

「稲は実が熟すほど穂が垂れ下がるように、人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、小人物ほど尊大に振る舞うものだ」と書かれています。

しかしある先輩に

「『実るほど頭を垂れる稲穂かな』という言葉にはもうひとつの考え方がある」

と教えていただきました。

それは

「大きな成功を収めたり、徳を積んでいない、若いうちから頭を垂れるな!!小さくまとまるな!!」

という考え方です。(※あくまで個人の見解です)

私の友人や親戚などで成功を収めている人たちや、私が尊敬する先輩は、ほとんどが謙虚な方ばかりです。

しかし、その人達は若いうちから謙虚だったのでしょうか?そんな事はないと思います。

成功を収めるために、謙虚とは逆に自分のやりたいことを、自分のやりたい方法でどんどん押し進め、ガムシャラに働いていたのではないでしょうか?

しかし、その傲慢なやり方によって手痛い失敗や、苦い経験をする時もあるハズです。

その経験から自分の望む結果を得るための立ち回り方を学びます。

結果として、成功を収めた人は謙虚となるのではないでしょうか?

稲も苗のときは、ライバルよりたくさん日光を浴びるためにグングン上に向かって伸びていきます。

そして大きな実りを得た時は、自分の意思で頭を垂れているわけではありません。自然に頭が垂れるのです。

成功を収めた人も、それまでの経験から自然と謙虚になっていったのではないでしょうか?

まだ何も得ていない若いうちから頭を垂れてしまっては大きな実りを得ることはできないのかもしれません。

 

 

私は働き盛り全開の35歳の消防士です。

私の考える「消防士にとっての大きな実り」とは、安全でスムーズな災害現場活動です。

これができるよう、日々の訓練や業務を一生懸命行っていきたいと思います。

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※写真はイメージです。 本当はいつも優しく指導してくださる先輩です♡

 

手痛い失敗で苦い経験・・・

ここで学ぶ事が大切

失敗を認めて改善

次への糧とします!!!