災害はいつ起きるか分かりません。食事中でも、仮眠中でも・・・用を足している時でも(苦笑)
そこで、勤務中の「消防あるある」をいくつかお話しします。
~食事編~
『救急隊はラーメンを避けるべし!』
やはり出場で圧倒的に多いのが救急出場で、食事中に出場指令がかかると、出場しない職員が出場隊員の食器にラップをします。(ささやかな気遣いです)
これがラーメンともなると、帰ってきた時はうどん状態(涙)。手の打ちどころがありません。(手打ちうどんではありません)
それでも、若者は無駄な抵抗をし、麺とスープを分けて少しでも麺が伸びないようにと気遣います。(効果は望めませんが)
~仮眠編~
『瞬時に目を覚ますべし!』
仮眠中の災害出場は、身近に危険が潜んでいます。
寝ぼけ眼でズボンを穿こうものなら片方に両足を突っ込んで倒れそうになったり(今はほとんどの隊員が活動服を着たまま仮眠します)、慌てて階段でつまずきそうになったり・・・。
寝ぼけてケガでもしたら出場どころではありません。
~トイレ編~
『できる時に済ませるべし!』
消防職員は適度にトイレに行くように心がけています。
一度出場すると、1時間・・・長ければ半日以上帰ってこられないからです。それでも、訓練や事務作業などの通常業務に追われてトイレに行きそびれ、その挙句指令がかかるともう地獄です(泣)
もし病院などでトイレを借りている隊員を見かけたら、温かい目でお許しください。
『常に耳を澄ますべし!』
消防職員も一日の終わりに入浴します。
当然入浴中でも出場指令がかかります。そのため浴室でも放送が聞こえるようになっています。シャンプー後などにシャワーを掛けていると放送の音もかき消されることがあります。
それでも、乗り遅れることはできないので、シャンプーを流しながら耳を澄ませています。
入浴中に指令がかかった時、泡だけ流して適当に体の水気を拭き、半乾きの状態で服を着ることは、大半の消防職員が経験済みです。
~日常編~
『似た音には気を付けるべし!』
一般の方はご存じないかと思いますが、出場指令の放送が掛かる1~2秒前にほんの微かに「サー」と音がします。(機械的な特徴です)この音が聞こえると「来たっ!!」とばかりに仕事の手を止めて耳を傾けます。
ところが、体に染みつくとはこのことなんでしょうね。休みの日にスーパーなどで似た音を聞くと体が反応してしまいます。これも消防職員の悲しい性です(泣)
~バレンタイン編~
『無駄な期待は避けるべし!』
今日はバレンタインデーですね。消防にも女性職員が増えてきましたが、圧倒的に男性職員が多い職場です。女性職員には気を遣ってもらった超義理チョコを頂き、喜んでいます。(高くつきますが・・・笑)中には勘違いする男性職員もいますが、決して本命チョコではありません(笑)
皆さんの職場でも、その業種ならではの「あるある」があるんじゃないでしょうか。