成人の日や建国記念日など「○○の日」という名前がついている日はいくつかありますが、「1月26日は何の日?」と聞かれ、答えられる人はどれくらいいるのでしょうか?
「何気ない1日」
「私の誕生日」
など、色々な意見があると思います。
正解は…
我々消防に関係のある文化財防火デーです(祝日でもなんでもありません)。
文化財防火デー(1月26日)とは、文化財を火災や震災等の災害から保護しましょうという目的で消防庁と文化庁が定めた日です。この日に決まった理由は昭和24年1月26日に法隆寺金堂の壁画が消失したことや火災が多く発生する時期ということが大きく関係しています。
私たちが守らなければならないものは、中濃消防組合管内(関市・美濃市)の住民の生命、身体及び財産ですが、管内にある大切な文化財もそのひとつなのです。
全国各地には、国、県または市指定の重要文化財が多数あり、「文化財防火デー」に伴い消防訓練や立入検査を実施しています。西分署でも、管内にある岐阜県博物館に国指定の菩薩像や県指定の銅鐸等が保管されており、1月24日に立入検査を実施しました。
今年に限っては、天皇陛下の退位と皇太子さまの即位が行われるためゴールデンウィークが10連休となるみたいですね。すでに、旅行等を計画されている方もいらっしゃると思いますが、「故きを温ねて新しきを知る」という言葉もあるように、神社仏閣といった建物や仏像巡りも何かしら、心に得るものがあるかもしれませんよ。