ほのおのにっき

水難救助装備の紹介 PART2

ほのおのにっき 2019年8月28日

前回の「水難救助資器材の紹介 (2017年8月29日掲載」に引き続き、今回も水難救助資機材の一部を紹介します。

本日紹介するのは、救助ボートです。救助ボートには船外機(エンジン動力のプロペラ)を取り付け河川で航行します。船外機が使えない時は、オールやロープを使ってボートを操ります。

04-2019-8.28

この写真は長良川(関市池尻)で行った水難救助訓練の写真です。救助ボートに着目してください。この救助ボートは5号艇です。ゴムボートはアキレス製で乗船定員6人、船外機はヤマハ製4ストロークエンジン、25馬力のパワーがあります。

救助ボートは、関消防署2艇(3号艇、5号艇)、美濃消防署2艇(2号艇、4号艇)の合計4艇をいつでも、すぐ使えるよう、消防車に載せて水難事故発生に備えています。

この救助ボートを操縦するには、船の大きさや船外機の推進力によって「2級小型船舶免許」といった、操縦免許が必要になります。

乗船定員は船の大きさによって5人乗りと6人乗りがあり、6人乗りのボートの方が少し大きいです。

救助ボートは空気を入れたチューブで膨らんで浮いています。岩にあたっても簡単に破れないよう丈夫なゴムでできています。

今年も水難事故がないことを願いながら、川での広報や見回りをしていましたが、遊泳者が溺れる事故が発生しています。大切な命を守る為にも、川での遊泳は十分ご注意ください。