私が乗っている車に搭載されているカーナビゲーションには、交通事故が多い場所にさしかかると「事故多発地点です。ご注意下さい。」と、音声ガイダンスで注意を促す機能が搭載されています。
私たちは仕事柄、救急や救助でよく交通事故現場に出場することが多いのですが、カーナビゲーションの音声ガイダンスで聞く場所とそれは少々一致しないような気がします。
私が特に印象に残っている、中濃消防管内の事故が多い場所ですが、
それは“関市役所の北側周辺の道路”です。
「こんなに何もない見通しの良い場所で…」と、みなさん思うかもしれません。私も消防に入る前はそうでした。
しかし、「まさかこんなところで…」という心の油断が事故を引き起こすのです!!
事故が多い理由として、ピラーの影に車が隠れるなどして相手の車の発見が遅れる“コリジョンコース現象”が挙げられます。また、お互いの車がスピードを出していることから、事故が発生したときに“酷い事故”になっていることが多いです。
皆さんも、自分の運転には過信せず“見通しの良い場所”でこそ安全運転を心掛けて下さい。