9月下旬、とあるショップ主催の【サバイバルツアー】に参加してきました。
場所は関西の田舎町、秋の里山で幻を探すというツアーです。
それって、いわゆるハイキングでしょ!?って、ツッコまれそうですが・・・
参加者は8人、その内の1人は女性で、オッサン5人に高校生2人、ツアーガイドはショップの店長、【仕事人】と呼ばれる某業界のレジェンド(55歳)で、その【仕事人】率いる【ストロング軍団】の強者4人がサポート役で同行されました。
現地到着は午前10時過ぎ、皆、長袖・長ズボンに長靴を履き、長靴や服には殺虫剤をタップリ噴射!!露出した肌には、虫避けスプレーを!!この時季の山には蚊はもちろん、マダニ・スズメバチ・アブ・ヒル・マムシなどの里山で暮らす生き物がいっぱい!そんな、彼らの生活圏へ、よそ者が入らせてもらうのですから、防衛対策は万全に・・・
各自、水分・軽食・携帯ライトなどを持って出発!駐車場所から数百メートル歩きいよいよ入山口です。船頭役の団員さんが、「この道を真っすぐ行けば尾根へ出るからついてきて!」この道って?道なんてないんやけど?けっこうな斜度やし!しかも、上るスピードが速い!!最短ルートで速く上ることで、上での体力を温存するんだとか??
両手両足を駆使しどうにか尾根まで上り、一息つく暇もなく反対斜面での第一アトラクションを!急勾配な斜面を上り下りしながら、気になる樹があれば樹登りも!皆、幻に出会うため頑張ります!!
しかし、鯉寿(ある趣味の世界では51歳をリジュと言っています。)を過ぎたオッサンが容易に登れるような樹やそんな樹には・・・
そんな中、見上げるような高い所へ登って行く参加者も!高校生コンビです!5~6m以上登って幻を探しています!
その後も、幻を求め斜面を移っていきます。途中、腰ほどある笹の中を移動したり、くつろぐマムシの横を通ったり、色々なアトラクションを体験しながら移動を繰り返します。
そんな中、仕事人が樹の洞でお目当ての幻を発見確保!!さすがレジェンドです!
そして、時計は15時過ぎ、そろそろ下りますかということで下山ルートへ・・・
しかし、その道!?が、背丈ほどもある笹藪をかきわけないと進めない道??文字どおり藪漕ぎそのもので、どうにかついて行った先には違う山の斜面が!!幻が潜んでいるであろう良い樹も点在しています。もう山を下りれると思っていた私は心身ともに・・・
「このエリアを観ながら下りて今日は終わりで~す!」の言葉に、最後の力を振り絞り・・・結局、自分自身は幻を探すどころではありませんでしたが、脱落せずに山を下りれたことや、参加した全員が、彼らからの洗礼を受けることなく無事揃って帰路につけたことは何よりでした。
今回のツアーで、改めて体力の衰えと斜面歩き(一般的な登山と全く違うと思います。)の難しさを痛感しました。
とは言え、5時間余り山にいた経験は今後の消防活動にも活かされてくると思いますし、使える身体を作って再挑戦し、幻に出会いたいと思います。