「はい消防119番です。火事ですか?救急車ですか?」
通報者
「あのね、救急車お願い・・⤴」若い女性の声
指令係員
「住所はどこですか?」
通報者
「何でもいいから早くここへ来てよ」‼
指令係員
「住所が分らないと救急車が出せないので、住所を教えてください」
通報者
「○○町○○番地 ハイツ△△101号室□□□□でーす」
指令係員
「いくつの人がどうされたんですか」
通報者
「28やけど、一週間前からおなかが痛いの」
指令係員
「一週間前からですか?病院へはかかってないですか・・・・・・・省略」
通報者
「じゃー救急車が来るとき、サイレン鳴らさないでね」
指令係員
「それはできません。法律で決まっていますので、ご理解ください」
毎日のように繰り返される「サイレンは鳴らさないで」という依頼は、後を絶ちません。
電話を切った後、指令係員同士顔を見合わせて一言「救急車ってタクシー替わりだったけ」と今日も頭を抱えています。
※ご近所の手前はあるかもしれませんが、救急車のサイレンは鳴らしていきます・鳴らさせていただきます。