ほのおのにっき

救急車のサイレンは鳴らさないで

ほのおのにっき 2019年11月14日

指令係員04-20191-11.14                                                                                                         

「はい消防119番です。火事ですか?救急車ですか?」

通報者

「あのね、救急車お願い・・⤴」若い女性の声

指令係員

「住所はどこですか?」

通報者

「何でもいいから早くここへ来てよ」

指令係員

「住所が分らないと救急車が出せないので、住所を教えてください」            

通報者

「○○町○○番地 ハイツ△△101号室□□□□でーす」

指令係員

「いくつの人がどうされたんですか」

 通報者

「28やけど、一週間前からおなかが痛いの」

   指令係員

 「一週間前からですか?病院へはかかってないですか・・・・・・・省略」

 通報者

 「じゃー救急車が来るとき、サイレン鳴らさないでね」

 指令係員

 「それはできません。法律で決まっていますので、ご理解ください」 

04-20192-11.14

 

毎日のように繰り返される「サイレンは鳴らさないで」という依頼は、後を絶ちません。

電話を切った後、指令係員同士顔を見合わせて一言「救急車ってタクシー替わりだったけ」と今日も頭を抱えています。

 

 ※ご近所の手前はあるかもしれませんが、救急車のサイレンは鳴らしていきます・鳴らさせていただきます。