退職まで1年半を切りました。
これを含めて、あと2回日記担当が回ってきます。
早速ですが、落語のネタには「厩火事」「火事息子」「ねずみ穴」「みそ蔵」など、火事を取り入れたネタがいくつかあります。
むかし江戸の町は「火事ばやい」と言われていたそうです。現に「明暦の大火」では、2日間にわたり燃え続け、江戸の町の約半分を焼き尽くし、3万人から10万人の死者を出したと言われています。
このように、今より木造家屋が多く、家々が密集していた江戸の町では3年に一度は大火が起きていたと言われます。
また、「火事とケンカは江戸の華」とも言われたように、それだけ江戸の住民にとって火事は身近だったんでしょうネ。
このようなことから、落語のネタに取り入れられるほど江戸庶民の中で火事は身近なものだったんですね。
それにしても、災害まで笑いのネタ(人情噺もありますが)にするなんて、当時の人々は大らかというか・・・心が豊かだったんでしょうかね。
それはさておき、落語を聴くようになってから、江戸時代の庶民の暮らしに関心を持つようになり、先日「江戸東京博物館」に行ってきました。
なかなか見ごたえのある展示品を楽しんできました。
江戸時代は、屋台で寿司が提供されていたこと。またその寿司の大きさ・・・おむすびの上にネタが乗っているんじゃないかと思うほどでした。
さらには、二八そばでおなじみの振分荷や日本橋など、模型で分かりやすく展示されていて楽しく見学することができました。
皆さんも機会があったら一度行ってみてください。
JR両国駅をおりて両国国技館の裏手、駅から徒歩約1分のところです。
駅を降りると、ひょっとしたらお相撲さんが自転車に乗ってお使いに出掛ける姿が見られるかもしれませんよ。
今年度も寄席に行ってきます。今から楽しみで仕方ありません。