ほのおのにっき

もうすぐ冬ですね

ほのおのにっき 2019年11月26日

私は趣味と消防活動のための体力づくりを兼ねて登山をしていますが雪山も登ります。

写真は今年の2月に関市某所にて撮影したものですが、人生で初めてイグルーを作りその中で寝ました。合計20kg程度の荷物を背負い6時間以上深雪を掻き分け山を登り、小雪舞う中3時間掛けてイグルーを作りました。当日は暖かい日でしたがそれでも夜になれば氷点下10度を下回る厳しい環境ですので、もしイグルーが作れなければ凄く寒い夜を過ごす羽目になります。(私は常にバックアップがないと不安なのでツェルト(骨組みの無いテント)も持参していました。)

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苦労してできたイグルーは、初めてにしては上出来でしたが、いくつか問題点もありました。まず入口を大きくし過ぎたことです。持参したツェルトで入口を塞いだものの、到底冷気の進入を防げるものではなく寒い思いをしました。それでも外と比べれば温かく快適ではありましたが…。二つ目は積み上げた圧雪ブロックの隙間埋めをサボったことです。翌朝起きると私の上に雪が積もっており、ある意味「インスタ映え」でしたが私はインスタグラムをやっていませんから一人で「面白い絵だなぁ」と感心していました。今後イグルーを作られる予定の方は参考にしてください。

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雪山で遭難した場合、救助隊が雪山を登るのも当然時間がかかりますし、救助ヘリも悪天候で数日間飛べないこともあります。昨年末北アルプスで発生した遭難事案では、凍傷で動けなくなった2人が雪洞を掘り、6日間耐えた後に無事救助されています。遭難しないよう努めることは言うまでもなく大切ですが、遭難した際の手段を持っておくこともやはり大切だと考えさせられますね。