ほのおのにっき

お試しあれ

ほのおのにっき 2019年12月18日

一戸建てを新築して早3年が過ぎようとしています。

家は3回建てればようやく満足する家ができる!とよく言われていますが、わが家でも案の定後悔していることが出てきています。

その一つに浴室の暖房があります。贅沢品と思いオプション追加をあきらめましたが、やはり寒い。。。

そんな新築談義を話していると、ピッコロ(某アニメキャラクター)似の先輩がリカバリーテクニックを教えてくれました。

「部屋の温度を調節するのには、壁面を冷やしたり温めたりすることでそれができる!」

その空間の温度を上げたいのであればその空間を構成する壁面を温めることで、室内温度をコントロールすることができるというのです。

明くる日の夜、浴室でシャワーを使用して実践してみると、たしかにその効果を体感することができました。しかしながら、素っ裸で実践したおかげで、シャワーの跳ね返りにやられる危険性も同時に感じました。これを行うには、衣服を脱ぎ捨てる前に行うことをお勧めします。

実はこのテクニック、我々消防の世界でも活用されているものなのです。

フラッシュオーバーという現象を聞いたことがあるかと思いますが、これは火災時の室内温度上昇によって周囲の可燃物が一斉に燃焼するもので、このフラッシュオーバーの発生を遅らせるテクニックとして、ペンシリング(壁体冷却注水)というものがあります。その名のとおり、ペンで逆からS字を書くように壁体に向けて放水する技術です。

先日、ホットトレーニングといわれる実火災体験型の訓練に出向した際にも、この技術を実践して学んできました。

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ピッコロ先輩は、単に対応策を教えてくれたのではなく、仕事に繋がるテクニックとして教えてくれていたのでした。

このペンシリングテクニックをマスターするため、浴室にて訓練を重ねていきたいと思います。みなさんもぜひお試しください!

※天井にかけると、冷たい雫にやられますので注意してくださいね★