ほのおのにっき

関市役所勤務を経験して

ほのおのにっき 2020年5月26日

私は今年度4月から関消防署で勤務していますが、平成30年・31年度と関市役所に出向していました。配属先は、地域防災・交通安全・消防を担当する「市長公室 危機管理課」で、私は主に消防団の事務局として勤務させていただきました。

着慣れないスーツを着て、デスクワークに追われる日々を過ごす不安もありましたが、全てが新鮮で、何より良い方々に恵まれ、とても楽しく充実した市役所勤務でした。

 さて、出向前の私は、恥ずかしい話ではありますが、消防団のことをあまり深く知りませんでした。私たち消防職員と火災現場でともに活動することは知っていましたが、平成30年7月豪雨災害での活動をはじめ、行方不明者の捜索活動や地域の防火防災リーダーとしての役割など、地域に欠かすことのできない組織であることを知りました。

消防団の他にも、「関市消防委員会」「関市女性防火クラブ」「関市消防友の会」などさまざまな組織があり、携わらせていただきました。また、私が出向した2年間は、関市消防団長が岐阜県消防協会の会長を務める期間と重なり、県内外各地に随行させていただき、各地の団長や消防関係者と繋がることができました。

・・・プチ自慢話になってしまいますが、関市消防団が平成30年7月豪雨災害の活動に対し、内閣総理大臣表彰を受ける際には、団長の随行で『首相官邸』に入ることができ、安倍首相や河野防衛大臣、そして、私が中学校時代に好きだったアイドルグループ「SPEED」のボーカルを務めていた今井絵理子内閣府政務官などなど、テレビでしか見たことのなかった方々にお会いすることができました。また、首相を警護するSPの鋭い視線がとても印象的でした。

 市役所勤務を通じて、さまざまな組織を知ることができたこと、市役所職員をはじめ県内外各地の方々と接することや人脈を作れたことが今後の消防人生の糧となり、また、とても大きな財産になりました。

本当に多くの方々に恵まれ、良い経験や思い出をつくることができた2年間になりました。お世話になった方々、大変ありがとうございました。

この経験を活かし、これからの消防人生を良いものにしていきたいです。