私は最近、鉄フライパンを買いました
このフライパンは、数ある国内産フライパンの中で、
唯一、「打ち出し式」という鉄をたたき出す製法でつくられているそうです。
なんとも期待感たっぷりのキャッチフレーズに惹かれ、このフライパンに決めました。
そもそも、なぜ買おうと思ったかというと、
鉄フライパンは熱伝導に優れており、味よく仕上がるからです。
(結局、シェフの腕前によりますが…)
また、傷に強く、丈夫で長く使えるので、愛着が湧きそうですよね。
そんな鉄フライパンですが、使い始めの一カ月は、料理前に「油返し※」という作業をすると
焦げ付きにくいフライパンに育つそうです。
(※油返し…フライパンの表面に油を馴染ませること)
過去には、この「油返し」の最中に、コンロの火を付けたままその場から離れてしまい、
油が発火温度に達して火災になってしまった事例が報告されています。
最近のコンロには、安全装置(温度センサー)が搭載されているから安心!
…ではありません!!
油の量が少ないほど、油の温度が急上昇する(発火温度に達するまでの時間が短い)ため、
安全装置が作動する前に発火することがあります!!!
(お湯を沸かす時も、水の量が少ないほうが短い時間で沸騰しますよね)
もし、油火災が発生してしまったら…
〇やけどに注意しながら、コンロの火を消す!
〇消火器で消火!または、鍋の蓋、濡らして絞ったタオル等でフライパンを覆う!
(酸素の供給を遮断する窒息消火)
※水をかけて消火するのは大変危険です。
水は100℃で沸騰するので、高温の油に投入された水は、一気に水蒸気となり爆発的に拡散し、周辺に高温の油(火種)をまき散らしてしまいます!
コンロ火災は、ちょっとした油断から起きてしまいます。
火を使っている時は、絶対にコンロから離れないでください!!!!
私も、当たり前のことに気を付けながら、料理を楽しみたいと思います(^^)