みなさん、こんにちは。毎年筋トレに関する記事を書いている者です。
今年も筋トレネタを・・・と思いましたが、先日救急車を運転していて思うことがあったので慣れないですが真面目に書きたいと思います。
みなさん、自家用車を運転中に救急車とすれ違ったり、交差点で出くわしたり、後ろから追い抜かれたりすることが多々あるかと思います。いつも道を譲っていただきありがとうございます。
そんなときにこう思ったことはありませんか?
「えっ?遅くない?」
まっすぐな道や幅の広い道でも時速40~50km程で走る救急車や、時には時速10km程まで減速する救急車を見て、
「救急車って病気や怪我をしている人を急いで病院に運ぶんじゃないの?」
「そのために赤信号でも渋滞でも優先して走行できるんじゃないの?」
と思われる方が多いのではないでしょうか。
もちろん病気や怪我をした人をいち早く病院に搬送することはとても重要です。そのためにも法律で救急車は一般道の制限速度が時速80kmと定められています。
では、なぜゆっくり走る救急車がいるのでしょうか。
それは、ただ急いで搬送するだけでなく、病気や怪我などを悪化させないように搬送するという重要な役目があるからです。
例えば、脳や心臓の病気で車の揺れによって症状が悪化してしまう恐れのある場合や、骨折・脱臼などで揺れや振動により強く痛みを感じる場合などはなるべく揺らさないように急いで搬送します。
この時、運転手は道路の凹凸やアクセル・ブレーキの踏み方、カーブのハンドル捌きなどに全集中しています。
ですので「えっ?遅くない?」と思わず、「今頃、運転手は細心の注意をはらいながら運転しているんだろうな~。」と温かく見守っていただけると幸いです。