みなさん、初めまして!
私は昨年4月に採用され、消防学校を経て、今年の1月から関消防署で勤務をスタートさせたばかりの新人です。一人前の消防士になるため、日々業務に奮闘しています。
さて、みなさんは消防という職業に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?
いつも身体を動かして、筋トレや訓練ばかりやっているというイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。
私もそのようなイメージをもっていた一人でした。
しかしながら、実際に消防士となって業務をしていくうちに、それは大きく違っていたということがわかりました。
消防署では、ロープやホースといった様々な道具を扱って毎日訓練しています。
それ以外にも、消防の業務では、椅子に座り事務仕事をする機会も非常に多いです。色々な届け出の受理をしたり、立入検査(建物の防火状況や設備の維持・管理)をしに行ったりと…。
また、このように、ロープやホースを上手く扱っていくためには、指先の器用さや軽やかな身のこなしが必要不可欠です。
私は、体力にはある程度の自信を持っていましたが、針に糸を通すことさえも時間を要してしまうほどの不器用さの持ち主で、そんな自分自身の不器用さゆえに、業務の中で何度も落ち込むことがありました。
そんな不器用さを少しでも改善したいと思い、ある趣味を始めました。
それは「アコースティックギター」です。
指先で弦を押さえ、コードを変えたりするためには、手や指先が器用でなければなりません。だからこそ、趣味でギターを始め練習を重ねていけば、音楽を楽しむことができるだけでなく、少しは不器用さが改善されていくのではないかと考えたからです。
このような小さな努力を重ね、何事にも全力で取り組んでいき、市民から愛されるような消防士を目指し、日々頑張っていきたいです。
※ちなみに今はまだ全く弾けません。
新型コロナウイルスの影響で、仕事が休みでも外出できない、しにくいという期間が続いていますが、こんな時期だからこそみなさんも、おうち時間を活用して、色んなことに挑戦し、新たな自分を見つけ、苦手を克服してみるきっかけを作ってみてはどうでしょうか。