ほのおのにっき

そうだ、献血に行こう

ほのおのにっき 2021年6月24日

皆さん献血をしたことがありますか?

献血は、16歳から69歳までの健康な人から血液を提供してもらう身近なボランティア活動です。

毎日、手術や治療のため輸血等が必要な患者さんがいるのですが、血液は人工的に作ることができず、長期保存ができないため常に提供してもらう必要があるのです。

献血で400ミリリットルも血液を抜いて大丈夫?と、不安になる人もいるかと思いますが、血液は体重のおよそ13分の1です。そこから12パーセントくらいの輸血をしても医学的に問題はないとされています。

 ではどのくらい血液量が減ると危険なのか、全血液量の15パーセント出血すると少し脈が速くなったりします。さらに出血が続くと冷汗・顔面蒼白・落ち着きがない(「不穏」といいます。)様子が現れます。出血量が30パーセントを超えると血圧が下がる症状も現れて命の危険がある状態です。

体重60キログラムとすると血液量は約4.6リットル、12パーセントは550ミリリットルですから400ミリリットル献血をしても大丈夫ということになります。

献血をすると献血カードが渡されます

04-2021-6.24

 

 

 

 

 

 

私、救急隊で活動することが多く、救急救命のボランティアと思って継続して献血をしており、先日43回目の400ミリリットル献血をしました。献血後に水分補給と休憩をすれば、気分が悪くなることはありません。

最近は、新型コロナウイルス感染症のまん延防止対策で大型商業施設やイベント会場へ献血バスが巡回できなくなり、全国的に血液が不足しています。献血は身近なボランティア活動です。はじめの一歩を一度体験してみましょう。