毎年8月11日は山の日ですが、今年はオリンピックの閉会式が8月8日に行う関係から8月8日が山の日となりました。山の日は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日だそうです。皆さん、山に親しんでいますか?最近はアウトドアブームで、キャンプや登山など、年間を通して山に親しむ機会が多いと思います。そして、山の事故も・・・
私たち消防隊員の恐れる事故に山の事故があります。山での事故は、場所の特定が非常に困難であるからです。皆さんは山中から119番通報する場合、場所をどのように伝えるでしょうか?
場所を数値的に表現する方法として緯度経度があります。最近はスマホを持っている方が多いと思いますが、ご存じのとおり、スマホにはGPS機能が付いています。山で使えるいろいろなアプリもあって、通信機能が圏外でもGPS機能で緯度経度の確認ができるものもあります。
緯度経度が分かれば、消防隊員は現場に行くことができます。今回は緯度経度の伝え方を紹介したいと思います。
緯度・・・北緯〇〇度〇〇分〇〇秒〇〇〇〇
経度・・・東経〇〇度〇〇分〇〇秒〇〇〇〇
※上記は60進法の標記です。
例えば、関市板取にある蕪山頂上をスマホで確認してみると、次の数字が表示されます。アプリによって表示方法が異なることもありますが、数字がいっぱいでてきます。
35.73668548,136.79953506
※上記は10進法の標記です。
分からなければ、数字を順番に読み上げてもらっても良いと思います。
これから登山シーズンで、多くの方が山に入られると思います。安全対策をしっかり整えて楽しんでください。