この題に、「おー!懐かしい!」と思われた方は40代以上のテレビ好きな方だけでしょうか…
1980年代に、日本一速い男、星野一義氏がタイヤのCMをしていました。
タイヤの接地面積はわずかはがき1枚です、というものです。
月日は流れ私は消防へ入り、車両のタイヤを念入りに洗う、傷が無いか点検する、という若手時代の修業が始まりました(笑)このころ上司の方から「タイヤ・足回りはきれいにしろよ」と耳にタコができるくらい聞かされました。
いつかその上司の方に「なぜ足回りまで清掃点検を行うのですか?」と問うと「昔星野一義がはがき1枚で支えています」のCMをみたことあるか?
毎日動く車だろうと動かない車だろうと、車の重量ははがきの大きさで持っているんだよ。点検や清掃時に一寸引っ掻いたような跡があるとか、溝が減っているとかを事前に確認出来たら、出動できないならまだしも、事故を起こす可能性まであるから念入りに清掃とチェックをするんだよと教えられました。
若かりし頃は「ふーん」程度でしか聞いていませんでしたが、最近このことを思い出すようになり、何でもないような事でしたが実はすごいことなんだなとつくづく思い知らされた感じがありました。
(実際車両全体でみるとはがき4枚の大きさで重量を支えているというのが正解なのですが…)
皆様もたまには愛車の点検に少しだけ時間をかけてみてはいかがでしょうかたまには見れないところを見てあげる(整備)のも車への愛情に繋がると思います。
これは救急車のタイヤにはがきを乗せてみました。
んー確かにはがきサイズですね
これは消防車に轢いてみました。タイヤが太くなる分若干接地面積も広がることが分かります。