皆さん、メタバース(metaverse)っていう言葉を最近聞いたことがありませんか?
これ、近年インターネット上に構築された現実世界とは異なる3次元仮想空間のことです。
この仮想空間では、すでに実際の人間がアバター化して3次元(バーチャルリアリティー:VR)の世界に直接入り込み、他者とその空間を共有しているかのようなリアリティーを得ることが可能になっているのです。
え?何言ってるかわかんない?汗
例えば大人数が空間を共有する音楽ライブなどのイベントも全く普通の世界と同様に他の参加者との一体感を味わいながら可能ですし、もはやビジネスでも最先端を行くIT業界や各国の軍隊の訓練で使うのは当たり前で、参加者が身振り手振りなどを交えて発言したり、字や図を描いたり、完全に実際に近い形で議論を進めることもできます。
さて、そこでは現実世界では通常ありえない幻想的な世界や宇宙の体験などもできるのですが、このVRでリアルな現場を体験できることが実は重要なのです。
例えば消防でいういわゆる消火戦術。いくら年配の消防士であっても火災現場を百戦錬磨で体験しているわけではありませんから実際の火災出動では焦ることも多く、後で「こうしたらもっとよかったのでは・・」なんて反省は毎回あるわけです、はい。(小並感)
そんな中、筆者が最近ハマっているのが仮想世界で火災現場に突入しながら、その場に居る多方面の消防関係者と「こういうときはああだこうだ」と消火戦術を練ることです。VRなのでもはや燃え盛る炎の中という現実感覚で、行動しながら体験談や助言をもらえるのはまさにリアル現場。
メタバース自体はまだ元年ともいえますが、こんなVR機器が早く現場の活動訓練用にも一般的に普及してほしいなあと思いを馳せる毎日なのです(おそらくまだ他に誰も持ってない・・)。