これ、いったい何でしょうか?
まるで脱ぎたてほやほやの抜け殻のよう。
実はこれ、火災・救助など、災害現場へ出場するときに着装する服のズボンと靴です。
おうちで、こんな風に靴とズボンを脱いで放置していたら、
間違いなく、家族の誰か(特に、お洗濯を担当される方)に怒られますよね。
消防署では通報があってから、(場所や道路状況により異なりますが)
火災現場まで10分以内に到着することを目指しています。
そのため、消防職員が自分の装備を整えるために与えられた時間は、約1分。
その1分の間に、活動服の上に防火服を着て、
消防車に乗り込んで出動しなければなりません。
一刻も速く、装備を整えるために、
靴とズボンをこの抜け殻の状態にしておき、
足を入れたと同時に、靴とズボンをガッと一気に履く。
一分一秒でも早く現場に到着し、消火活動をするための工夫です。
さらに、こちらの防火衣の重さは、約7キロ。
この7キロもある服を1分以内に着装するのです。
7キロの衣服を1分以内に着る…
ちょっとピンときませんね…。
普段来ている服でもいいので、上着とズボンを着て、靴まで履いて
お出かけできる状態になるのに、何秒かかるか測ってみてください。
「7キロの防火衣を1分で着る」ことのすごさがきっとわかってもらえると思います。
もし、1分以内に着れた!
という方は、消防士の素質あり!ということで、
ぜひ、中濃消防の採用試験を受けてください!!!
(たまに、消防車の横に、この抜け殻の状態で置かれている防火衣を見て、
誰かがしゃがんで作業している姿に見えてしまい、
「おつかれさまです」と声をかけてしまったことが何回もあることは
ここだけの秘密にしてください)
~現役消防職員の生の声が聞ける公務員合同採用説明会のご案内~
日時: 7月16日(土)
10時~15時まで
場所: 関市文化会館 第3・第4会議室 (関市桜本町2丁目30-1)