中濃消防組合では、毎年6月の1ヶ月間を「職場安全衛生月間」として、快適な職場環境づくりに取り組んでいます。
その一環として、美濃消防署では真夏の暑さにも耐え得る体をつくるため「暑熱順化トレーニング」を行っています(6月以降も継続して行っています)。
暑熱順化とは、簡単に言えば「暑さに体を慣らすこと」です。
私たちは真夏の暑い日差しの中でも、火災が発生すれば防火衣を着て出動し消火活動や救助活動をしなければなりません。
市民の皆さんが助けを求めている中、過酷な暑さの中でも私たち消防士が円滑に活動できるように「事前に暑さに体を慣らしておこう!」というわけです。
下の写真を見ていただければお分かりのとおり・・・
☝長さ20mのホースを延長→車両まで戻ってセッティング・・・これを全力で何回も行います。
私たちが着用する防火衣は約10kgあります。
火災時の暑さから身を守るため、通気性が悪く、かなり暑いです。
もちろん、汗もたくさん出ます。
実際の火災でもこのようにホースを延長していきますので、火災戦闘の訓練になる、暑熱順化にもなる、一石二鳥のトレーニング方法です。
熱中症には気を付けつつ暑熱順化トレーニングにより体が暑さに慣れ、真夏の暑さに少しでも順応できるように頑張っていきたいです。
火災は冬の空気が乾燥した時期に多く発生していますが、夏にも火災は発生しています。
皆さんも熱中症と火の取扱いには十分注意していただき、暑い夏を乗り切りましょう!