ほのおのにっき

田畑の百日紅(たばたのさるすべり)【津保川出張所】

ほのおのにっき 2016年10月7日

みなさんこんにちは
今回は、関市上之保鳥屋市田畑にある百日紅(さるすべり)を紹介したいと思います。

関市指定重要文化財≪天然記念物≫であるこの百日紅は、04-201610031
樹齢200年、樹高8m、幹周4.5mと大変立派な名木で、
県内はもとより県外からも一目見ようと訪れる方がみえるそうです。

 

「サルスベリ」という呼び方の由来は、
「樹皮がとても滑らかでツルツルとしていて、
猿も滑って落ちる
ということから「サルスベリ」と名付けられたそうです。確かにツルツルとした樹皮をしています。実際のところ猿は簡単に登ってしまうようですが、人間は滑って落ちそうです。・・・あっ天然記念物ですからくれぐれも登らないようにおねがいします(笑)04-201610032

次に「百日紅」という漢字の由来ですが、これは原産国である中国から伝わった表記で、この花にまつわる物語には、「恋人と100日後に会うことを約束した女性が、100日目を目前にして他界し、その後に咲いた紅い花」というものがあります。※諸説あり
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日本では元禄時代の園芸書である「花譜」に、「紅花が100日間咲く」という説明が書かれています。

呼び方の由来と漢字の由来はまったく別ものなのにひとつの花木として表現されているところが不思議で面白いと思いませんか?

 

見ごろは7月~9月ですが、10月に入ってもまだ間に合うかもしれません

(掲載した写真は9月20日に撮影しました)

興味のある方はぜひ上之保にお越しください。