ほのおのにっき

口頭指導にご協力を!

ほのおのにっき 2022年11月30日

11月9日は何の日でしょうか???

みなさんご存知【119番の日】です。※見たままですね(笑)

さらには、11月9日から11月15日にかけておこなわれる【秋の全国火災予防運動】がスタートする日でもあります。

そんな、消防と密接な関係がある11月9日に、本巣郡北方町で【第1回岐阜県119番通報受信時の口頭指導技術発表会】が開催されました。

今回が記念すべき第1回目となるこの発表会は、岐阜県内から選ばれた4つの消防本部の通信指令員(119番通報を受ける者)が、通報者からの情報に応じた適切な応急手当等を口頭で指導する発表会です。発表後には救急医療専門の医師や通信指令員を指導する立場の消防職員の方から指導や助言を受け、口頭指導の知識や技術の向上につなげることによって、地域住民のみなさんの救命率向上を目指していくことを目的としています。

口頭指導とは?

口頭指導とは、通信指令員が通報者から聴取した情報をもとに救急車が到着するまでに、出血している人には止血をする方法、心臓や呼吸が止まっている可能性がある人には胸骨圧迫(心臓マッサージ)等といった応急手当の方法を説明することです。

その説明を聞いて実際に応急手当をおこなうのは、通報者や周りにいる協力者の方々です。不安な気持ちになるかもしれませんが、一つ一つ手順に沿って丁寧に説明しますのでご安心ください。

発表会は、岐阜市消防本部の職員が通報直前の状況を展示し模擬で119番通報をおこなうところから始まります。発表した通信指令員は、日頃の経験を活かして慌てている通報者を落ち着かせつつ、状態を確認して胸骨圧迫の方法等の口頭指導を的確におこなっていました。

一生に一度あるかないかのことで戸惑ってしまうかもしれませんが、もしもあなたが応急処置をすることになった場合、こういった発表会や訓練を積み重ねた各地域を担当する通信指令員が、親身になって口頭指導をおこないます。

そんなとき、一番力になれるのはそばにいるあなたです。そんなとき私たち通信指令員と共に、大切な人の命を守るため一緒にがんばりましょう!!!

発表会の様子です。

写真の右側で二人並んで座っている方が通報を受ける通信指令員(発表者)です。写真の左側には通報状況を展示している岐阜市消防本部の職員です。

同じステージ上にいますがお互いの状況が見えないので、頼れるのは通報者の情報だけです。

119番のかけ方はここから確認できます📞