ほのおのにっき

自然水利の調査について

ほのおのにっき 2023年3月14日

関消防署 津保川出張所では、火災が発生した時に使用する消火栓と防火水槽の定期点検に合わせて、自然水利の調査をしています。自然水利とは、自然に存在する河川や湖のことを指します。

津保川出張所が管轄する上之保地域は山が多くあり、消火栓と防火水槽が合わせて268個あります。一見すると多く思えますが、ほとんどの消火栓と防火水槽は住宅の近くにあります。山で火災が発生すると火災現場から消火栓や防火水槽までの距離が遠いことがあり、水不足になる恐れがあります。そのような時に自然水利を使用することで水不足を解消することができます。

昨年度、山で火災があり、周りに消火栓や防火水槽がなく自然水利を使用する事案がありました。幸いすぐに火を消すことができましたが、自然水利の重要性に気づかされました。

 

火災がないことが一番良いことですが、もしもに備えて今後も調査を継続していきます。