ほのおのにっき

秋の夜長に  【総務課】

ほのおのにっき 2016年10月27日

 「秋」といえば真っ先に思い浮かぶのは、「食欲」、「スポーツ」や「紅葉狩り」、そして最後に「読書」とくるのがいつもの僕です。
 本部へ来て3回目の秋を迎えた今年は順番が入れ替わり、「読書」が一番目です。
 これは、秋の夕暮れはつるべ落としと言われるように、帰宅する時には木々の葉っぱの色は見えません。週末は子どもの部活の試合などで引率のため、スポーツを見ても自分は出来ず(涙)、事務仕事では運動量が少ないため、太らないように食欲を抑えているので、これも一番に持ってこられません。
(消防=訓練が仕事というイメージが強いですが、実は事務仕事が多くありますよ!)

 そこで、普段、なかなか読めない(読まない?)本を、寝る前の数分やトイレで読むことにしましたが、これがなかなかいいものだと実感しています。
 ここで、一冊、ご紹介したい本があります。

  「国士舘物語」著:栗山圭介 出版社:講談社
04-20161027dokusho1

著者の栗山さんは、当本部の管内、関市のご出身なのです。
今までは本を読んでも、作者の方を本当に身近に感じて読めたことはありませんでしたが、管内の街で生まれ育った方が書いた「本」というだけで、何か特別な気分で読み進めました。

内容も大変おもしろいです!
詳細は読まれた時のお楽しみとして伏せておきますが、若者もいい年になった方もそれぞれの読み方、楽しみ方ができます。また、消防はやはり体育会系の体質が良くも悪くも色濃く残っていますが、そこと重なる部分もあり、より一層、いろいろな感情や考えが頭の中を駆けめぐり、一気に読むことができました。

秋の夜長におすすめの一冊です!
※現在、岐阜新聞の「素描」にも毎週月曜日執筆されています。