ほのおのにっき

幻のダム

ほのおのにっき 2023年11月21日

関市板取地域の山の中に川浦ダムという大きなダムがあります。ダムの高さはなんと

107.5mもあり、貯水量は172万㎥、1㎥は1,000ℓなので・・・172億ℓ!!25mプール約5700杯分!と想像もつかないような量になります。このダムはアーチ型になっていて、水圧の力を分散させて、両岸の堅く丈夫な岩盤に伝えるためと、重量式のダムよりアーチ型にすることによりコンクリートの量を減らすことができるからだそうです。

中濃消防組合では、ダムにある事務所の立入検査災害に備えてダムに向かう路程無線機携帯電話などの通信状況ダム周囲の状況の調査に行きます。

 川浦ダムまでは、板取川出張所から約73kmの距離、車で約2時間かかります。板取地域にあるダムですが、直接行く道が無いため、本巣市の根尾地内からの道から向かうことになります。

もし、救急、火災が発生した場合どうするの?と疑問に思われるかと思いますが、消防には『消防相互応援協定』というものがあり、近隣の消防本部同士が協力して災害、救急、火災などの対応をすることになっています。中濃消防組合も出動することとなりますが、岐阜市消防本部の本巣消防署や根尾分署が一番川浦ダムに近いので、協力しながら災害に対応します。

 

残念ながら、このダムに向かうには鍵の掛かったゲートを通ってしか行くことができません。一般の方々の立入りができないので、幻のダムと言われているそうです。