毎年、火災が発生しやすい時期である春と秋の年2回、全国火災予防運動が行われ、全国各地の消防署があの手この手で火災予防広報を実施しています。
私が所属する武儀出張所も例外ではなく、今回はどうやって火災予防をPRしようか考え、その結果、毎年実施している戸別訪問による防火指導を自転車で広報をしながら実施することにしました。
当日は天候にも恵まれ、絶好のサイクリング日和!・・・ではなく、戸別訪問日和!となりました。
リュックに取り付けた「火災予防運動実施中」の看板もいい感じで目立っています!
今回の対象地域は、上り坂が続く地域でしたが、訪問してお話を伺いながら登っていくと、地域の方にねぎらいの言葉をかけていただいたり、住宅用火災警報器についての説明を真剣に聞いていただいたりと、地域の皆様のご協力のもと、とても有意義な広報活動ができたのではないかなと感じました。
今後も様々な試みで火災予防をアピールしていきますが、「消防が何かしている!」だけでなく、「火事には注意しよう。」と思っていただけたら幸いです。
最後に、住宅用火災警報器の設置及び維持管理状況を調査していると、年々音が鳴らなくなってしまったという方が増えているように感じます。
住宅用火災警報器は交換の目安が10年となっています。
住宅用火災警報器の設置が義務化されたのは、新築住宅は平成18年6月、既存住宅は平成23年6月からです。
そのため、早期に設置しているご家庭では、すでに18年が経過していますので、故障や電池切れによる作動不良が発生している可能性が高くなっています。
「いざ!」という時、音が鳴らないなんてことが起きないよう、定期的に作動確認などをして適切な維持管理をすることが大切です。また、設置から10年以上経過されている場合は、交換することをおすすめします。